KINOMAGASINET:予告編と監督からのコメント

KINOMAGASINET(直訳:映画マガジン)が、予告編についてとRobsahm監督のインタビューを掲載しました。

Trailer:a-ha The Movie

遅れての登場ー他の多くの映画同様ーついに、あと少しでドキュメンタリーa-ha:The Movieを見ることができる。

2020年5月20日、最初の予告編が公開された。映画はニューヨークで6月9日から20日まで行われる行われるTribeca Film Festibalでワールドプレミアを行う。a-ha The Movieのワールドプレミアは、2021年6月12日だが、13日も同様に見ることができる。今年の映画祭は、物理的な(管理人註:オンラインのみではない)開催になる。

ノルウェーの映画館でのプレミアは当初の予定では6月18日だったが、延期しての9月3日になる。

プレミア公開日はこれまでずっと延期されてきた。そもそもは、2020年に予定されていたのだ。

この新しい予告動画ではa-haを賛美しているが、グループ内部の不和に強く焦点をあててるのは明らかだ。ドキュメンタリーでは、うまくいけば我々はどうしてそんな状態だったのかの答えを得られるだろう。3人が酷い罵り合いをしていたのは、昔から様々なインタビューで知るところだ。

予告編でマグネ・フルホルメンは、以下のように言っています。

問題はあっというまに明らかになっていった

ついには、互いにぶん殴りたいと思えるようにまでなった

僕がしたことでクレジットされてないことは沢山ある

a-haは友情で成り立っているのではない。音楽で結ばれているんだ

モートンはこう言っている。

ここでずっと囀ってるのは我慢できないな。イイネなんて言うなよ

(当初、さえずり続けてる意味が無いだけではわからず、状況からみてグチグチ言ってる状態じゃないかということで、愚痴を言っても仕方ないにしていましたが、映画の内容をみたところ歌の部分だとわかってので修正しました 2022/10/16更新)

映画は3人のツアーを4年越しで追い掛けている。そして世界規模のポップスターになるという夢をもつ10代の3人の若者の歴史を語るのに、知られざる過去の曲が使われている。

それは彼らを作り、同時に友達ではない関係にした。再び魔法がかった音楽を作ることができるのかを、映画では問いかけている。

Thomas Robsahm は、Aslaug Holmと一緒に監督をした.

「はじまりは、僕が10歳のときにみたBeatlesの「Let It Be」なんだ。このドキュメンタリーは、バンドが新しいレコードを作る様を追っているんだけど、僕は彼らが喧嘩を始めたことに酷くショックを受けた。音楽を作っていく過程を隙間なく見るのは、とてもエキサイティングだったんだ。2009年頃、僕はa-haに連絡をとって、彼らの10枚目になるであろうアルバムのドキュメンタリーを作れるかどうか問い合わせたんだ。そしたら、彼らは(10枚目のアルバムを作る)代わりに、解散してしまった。僕は、”あなたたちが再結成したらお話しましょう”って言ったんだ」Robsahmは、KONOMAGSINETにそう語った。

監督によると「再結成は2015年になされたが、それで映画はバンドのある時期ー5年ほどになるけどーについて追うことになった。彼らがどうしてそれほどまでに大きくなったのか、なぜ彼らは過小評価されているのか、なぜ彼らは彼らが作ってきた黄金について協働できるかわからないのかを語るためにね」とのこと。これは時系列に語られ、直近5年の新しい録音も含まれている。


直近5年の録音というのはコンサート映像もあると思いますが、新曲もあるのでしょうか。気になりますね。個人的に、喧嘩シーンはちょっと…っていう気もするんですが、a-haはこれまでも「仲良しじゃない」と(割とどうでもいいことを)報道されてきたので、変な報道がでるより、彼ら自身のドキュメンタリーを直接みることのほうが、誤解なくまた変な報道にもならない気がします。

予告編を見る限り、最初の頃の話があって、それから今があって…みたいなのですよね。だとすると今読んでいる「Hjemkomst」も、モートン視点でいえば「ああ、なるほど」になるでしょうし(たとえば、なぜ彼のソロレコーディングが他のメンバーに知られていなかったのかなど)、この映画撮影を経て「一緒にドライブする」Volks WagenのCMに至ったのかと考えると、胸が熱くなります。

この予告編を見てから再結成時のインタビューなど、当サイトにある記事を読んだり、以前のインタビューを読み返してるんですが、改めて色々考えさせられました。友情ではないというa-haですが、再結成のときのインタビューでは、マグスとモートンはこう言ってます。内部不和にフォーカスした予告で動揺した人がいたら少し安心できるかも。

マグス「以前は、作っていく過程こそが僕らの共通言語だったんだ。今は、それぞれが3人のために働いているにもかかわらず、a-haそのものが共通言語なんだよ」

モートン「僕らはa-haという魔法にかかったグループなんだ。それは僕らが集まって発動する。僕たち3人の間にあるポテンシャル、それがa-haなんだ」

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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