『Brother』についてのインタビュー(VG)

ソース:http://www.vg.no/musikk/artikkel.php?artid=10138252

モートン・ハルケットの新しいビデオは、スエーデンのコメディからインスピレーションを受けたものだ。だが、曲は人の本質の出発点は、その人自身の良心に従うという内容だ。

今日、VGTVで世界初公開されたハルケットのできたてのビデオを監督したのは、Harad Zward監督だ。

ビデオで今回映し出されるものは、モートン・ハルケットの顔だけで、前回Zward監督がモートン・ハルケットと他のa-haの元メンバと一緒に撮影した「Velvet」からはほど遠いものとなっている。

「Harald Zward監督は、この曲を初めて聞いた直後に、このアイディアが浮かんだんだ。これは、スエーデンのコメディの古典映画「Hasse&Tage」をベースにしたものなんだ。
僕たちは、『Hasse og Tageミュージアム』と、『Brother』のビデオを寄贈する約束をしているんだよ。」
ハルケットはVGに語った。

VGが、ロサンゼルスでのモートン・ハルケットとHarald Zward監督のメイキングを取材した様子はこちら。

『Brother』は、1月18日に行われたスペルマンアワードにてお披露目されているが、歌詞については、モートン・ハルケットの過去のソロ作品でも共同作業している、Ole Sverre Olsenによるものだ。

『Brother』は、また、4月11日に発売される彼の新しいアルバムのタイトルにもなっている。プロデューサはスエーデン人のPeter Kvintで、ストックホルムのスーデルで録音された。

Kvintもまた、この『Brother』という曲の元となるアイディアをもっていた。
『Brother』はVGのレビューで6段階の5をマークしている。

「この曲はそこから、Peterと僕で発展させていったものだったんだ。
この歌詞のアイデンティティは、並行して、僕がMaajid Nawazのバイオグラフィ-、『Radical』で、彼が若い頃にイギリスにいるムスリムとして、ヨーロッパのものや、西側の文化や政治に出会ったこと、彼の数年にわたる妥協点のない、イスラム教徒としての国際的なきわどい競争のあとの個人的な葛藤、更に戦うことを選んだことを読んで感じたことからも、得ているんだ。」
そういったことをミックスして、彼は歌詞を書いた。

『Brother』は誰もが自分自身の中に認識している、愛と敬愛についての扱っているんだ。
自分自身の良心に従うことについてのね。
『Brother』は、多様性すなわち、様々な価値観が持つ意味についてへの敬意を払うことについて扱っているんだよ。

歌詞は、ソチ・オリンピックのオープニング直前に弟を亡くしたAstrid Uhrenholdt Jacobsenにとっても、深い意味を持った。
数日後、彼女は「金と同じくらい価値のあること」として、弟の写真と、モートン・ハルケットの『Brother』の歌詞をリンクしてツイートしたのだ。

彼女は我々が体験するものの中で、最も重たい経験に打ちのめされている。こうした状況で『Brother』が少しでも、彼女にとっての癒しや意味のあるものになったのなら、それ以上にいいことはないよ。彼女は今、とても困難な状況にある。心中察するにあまりあるよ。

関連:オリンピック、ノルウェー代表がモートンの曲をツイート
http://www.morten-harket.jp/?p=1943

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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