一人も気に入ってるんだ
1995/7/15
けれど、モートンはa-haの新しいプロジェクトに活かせることを沢山学んだ
サインの書き方から、曲の書き方までいろんなことが、今まで以上にできるようになって良かったよ
モートンのソロアーティストとしての世界デビューは、a-haに新たな要素として取り入れられるだろう。モートンは新たに多くのことを学んだのだ。
僕は、一人で活動したことをとても健全なことだと思うんだ。
このアルバムを作成するにあたって、信じられないほどの挑戦と学びがあったんだ。
今回得たことは、彼らと一緒にやるときにも取り入れることができると思ってるよ。
彼らとは、ポール・ワークターとマグネ・フルホルメンだ。
a-haの活動は今、立ち止まっているようにみえる。
メンバーがそれぞれにプロジェクトを掘り下げるために一時停止するのは、ごく自然なことに見える。
ソロアルバムは、僕にとって、サブプロジェクトなんかじゃない、100%メインのものなんだ。同じように、メンバーと再びやるときはa-haもメインのプロジェクトとしてやりたいと思ってるんだよ。
アルバム『Wild Seed』にて、モートンは作曲家としてもデビューし、メロディの大部分を書き下ろした。
自立
「a-haにおいて、僕はポールとマグネと活動しながら驚いてばかりだった。
僕はやっと独り立ちできたんだ。
サインの書き方から、曲の書き方までいろんなことが、今まで以上にできるようになって良かったよ」彼は笑った
タイトル曲『Wild Seed』では、作詞・作曲ともにモートンの名前が入っている。
次に賛美すべきは、彼がメロディのある詩を与えた「Lay me down tonight」だ。
これは、詩人ホーバード・レムが1983年に書いたもので、モートンが出会ったのもその頃だ。
「僕はHåvard Remと一緒にやることで、とても励まされたんだ
彼の詩はいわば、このアルバムの元ネタでもあるんだよ
アルバムにおいて、彼の詩は音楽よりも調整されてるんだ。」
VGの批評家は昨日、今月末にリリースされる「A kind of Christmas Card」を批評した。
曰く、『ハルケットは、今までのa-haとしてだけの可能性から大きな一歩を踏み出した。
モートンの変化はごく自然のものと言えるだろう。彼は、比較することは難しいと知ったんだ、このアルバムの曲をライブでやるという特別な側面と、a-haとしてスタジオでやる全てのこととね』
「これはまた違った世界なんだ。僕は、ライブの方が好きなんだ。ライブにで演奏することに憧れてるんだ。」
彼は喉をあたためながら、宣言した。
彼の自身のモットー『知っていることは最小でも、僕は向上していく』に従って生きている。作曲をすることも、アルバムを出すことも、ソロアーティストとしてデビューすることもだ。
おののかない
「僕は耳を傾けることは上手になったんだよ、知ってるでしょ。僕の仕事の原動力はそこにあるんだから。」
世界規模のリリースを前にしても、たとえ全てを自身でコントロールすることが不可能でも、彼はナーバスになったりはしない。
「君が何かを世の中に出すとき、それは狼の群れに肉片を投げ込むようなものだ。けれど、それがどのような展開になったとしても、それまでの自分のあり方以上のことは起こらないんだよ。」
モートンは言う。
ワークターは延期
最近明らかになったことといえば、ポールとローレン・ワークター・サヴォイ夫婦のアルバムは年明けに延期になったことだ。
主な原因は、a-haの同僚モートン・ハルケットが8月28日に出すソロアルバム『Wild Seed』と時期が衝突したことだ。
レコード会社であるワーナーは、両方のアルバムがアメリカおよびヨーロッパで同時発売になることで、注目が分散されることを避けたのだ。
モートン・ハルケットは、このほかにも7月31日にシングル『A Kind Of Christmas Card』をリリースする。