トミーネ、モートンの娘として育つことを語る

トミーネが、TV2のポッドキャスト番組で、偉大な父を持つことと近況について話しました。
https://www.tv2.no/underholdning/slitt-veldig-med-a-finne-min-egen-plass/17475046/


自分の居場所を見つけるのに疲れ切っていた

トミーネ・ハルケット(31)は、小さい頃の『Annie』ミュージカルに留まらず、ディズニーチャンネルのシリーズにおけるデミ・ロヴァートのノルウェー語版吹き替えの声、そして、アーティストとしても自力で成功を収めている。

とはいえ、彼女の名を聞いて、彼女の父であるモートン・ハルケット(65)を思い浮かべる人も多い。

今週彼女は、Fetisha Williams(30)の番組(podcast)『Fetisha+1」にゲスト出演し、彼女自身がこれまで得たものがどうであろうと、『誰の娘か』という会話になるのが常に楽しいわけではないことを、正直に語った。

-私はずっと、こうしたことをやっていきたいと思っていた。だって、ずっと好きだったから。ある意味、生まれつき、興味のあることでもあるから。けれど、私がくいったこと全てをやると、あまりにも早く、私が誰の娘かってことにばかり焦点があたることについて、とってもウンザリ感じるようになったの。長い間、本当に、とってもうんざりしてた。そればっかりだったから。

TV2に対して、ハルケットは、あまりにも偉大な名字を持つことのプレッシャーを明らかにした。

-パパが成し遂げてきたことについては、あり得ないくらい誇りに思ってる。小さなノルウェーという国の3人の若者が80年代にビルボードのNo1になったことは、どれほど大変だったのかを一番わかってるのは私。だから、本当に誇りに思ってる。

-その一方で、私にとっては、ここで自分の立ち位置を見つけることは、本当に神経のすり減ることだった。でも幸いなことに、今はみんな私を一人の人としてみてくれて、私の中に才能を見出してくれているの。

そう、彼女は付け加えた。

同じ道を歩むのは願っていない

31歳の彼女は、ミュージシャンの両親からの音楽を栄養に育ったようなものだ。それでも、彼女の父は、彼女が自分と同じ道を歩むことを願わなかった。すぐに反対した。

-パパは決して、私がそういうことを生業にするのを臨まなかった。それはずっと、はっきりしていた。だからこそ、余計にやりたくなったんだけど

彼女は、Williamsに向かって冗談っぽく話した。

-彼は、この業界はとてもハードで難しいからと言っていた。そして、パパは、私が自分の手で成し遂げることと、親の七光りにならないようにしてほしかったんだと思う。でも、このおかげで、私は自分のやったことだと安心して言えるようになった。私が持っている名前のおかげで、一定の場所へ辿り着いたのはあるけど、こういった名前を持つと、より良いものを期待されるものでもあるから、この名前が実際にどれだけ大きな”手助け”になったかはわからない。

彼女は、TV2に詳しく語った。

子供時代がなかった

知られているように、彼女のキャリアは子供の頃、ミュージカル『アニー』の主演から既に始まっていた。

数年にわたり、赤い巻き毛の子を演じることで、彼女の子供時代は、一般的な小学生の子供時代とはまるで違うものとなっていった。

私は普通の子供時代ではなかった、常にストレスにさらされていて、ただ、『やり遂げなくては』と感じていた。それは、もうしんどかった。脚本を全部学んで、毎晩、シーンを暗記しなくてはならなかった。土曜日は2回公演で。そして、話も死ぬほど長かったの。

-(質問者)振り返って見るとどうでしょうか、子供時代が懐かしかったりしますか?

-比較するものがないから、特に子供時代が懐かしいとかはない、いえ、年を取れば取るほど、より自分の生い立ちが”普通”でないことが、より明確に理解できるようになったの。でも、だからといって、自分の生い立ちをネガティブなものとして見てはいないわ。

彼女の持つ『問題』は、多く野人が、彼女の振る舞いやどうしてきたかによって、間違った印象を持っているということだ。

-Feitishaのポッドキャストでも、たとえば、私たちはものごとをより簡単に面白く話したけど、そうしたことで、私が人生を通してダンスしているだけのように見えてしまう。ここではこれ、そこではそこの役割があてられて。でも、それが私の姿の全てではないの。

放送の終わりに、彼女はTV2にこれから更に楽しみが待っていることを語った。

-新曲『u aint shit』を2月28日に出します。これは、この業界にいる男性への皮肉なの、たとえば、私が自分のこととして決めているような対応をしてこなかった人(男性)へのね。だからリリースするのがとても楽しみ。そして、私は今、一日の大部分をRolig Recordのスタジオですごしているの。だから、今は新曲がどんどん生まれているわ。


トミーネ、少し前にも同様のことを語っていましたし(訳してないです)、2016年のLindmoでも、モートンの娘と言われながらも、自分の道を模索していたことを語っていました。
今回もですが、有名人の娘であることの大変さを感じつつも、父を尊敬していることもわかって良いですね。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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