先日、youtubeにフライングであがっていた「Brother」のミュージックビデオですが、VGTVで放映されました。

個人的には「Sycamore leaves」とか「There are many ways to die」のミュージックビデオに使えそうな映像だなと思いました。

モートンがインタビューで「彼らは僕の顔にしか興味がないんだ」と冗談めかして言っていた通り、このビデオにはモートンは顔しか出ていません。
そして、全体を通してどこか「生まれ変わり」をイメージするような、神話のような印象を受けました。

北欧神話というよりは、ギリシア神話ですね。
湖に写る自分の姿に恋をして水仙になってしまったナルキッソス。
アネモネになったアドニス…。その他いろいろ。
ギリシア神話には生まれ変わりの話がいっぱいあります。

日本人にとっては、季節の移り変わりが「春夏秋冬」となるのはごく自然ですが、このビデオでもそうで、そこが面白いなと思いました。
北欧神話は氷から始まることもありますし、教科書でも季節を習うときは「冬」から始まるんですよね。監督はロサンゼルスに住んでるとはいえ、ノルウェー人。
でも、それが「冬」で終わるということは、同時に「始まり」で終わるような。

季節の中で、池と同化しながら歌うモートンは、そのまま季節の主というイメージで、神様ではないけれど、季節を見守る大きな存在のように見えました。

うまく言えないけれど、ギリシア神話的な生まれ変わりのようなイメージと、北欧神話的な「始まり」で終わる内容の融合という感じでしょうか。

この「Brother」という意味は、単純に兄弟という意味だけでなく、人類愛的な意味を含むと言っていましたが、まさにその「人類愛」の部分にフォーカスしたビデオのようにも感じました。

映像としては、紅葉のシーン、流れ星が流れていくシーンそして、モートンの顔のアップで雪が眉についてるシーンが好みでした。
雨に打たれている姿もいいですけどね。この監督は、モートンが雨や水に濡れる姿が好きなのだなとも思いました(「Velvet」の浴槽で殺されているシーン、Forever not yoursで雨に打たれて倒れるシーン)。そういう点では萌えポイントが近いかも。

投稿者

Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。