a-ha, Bergenfestに出演

昨日、a-haがBergenfestに出演することが公式Twitterでアナウンスされました。

この件について、Bergens Avisenがa-haのマネージャー、Harald Wiikにインタビューをしているので掲載します。なお、この記事を書いているのは、モートンとポールのバイオグラフィ本を出したØrjan Nilsson氏ですが、彼はこのBergens Avisenを退職して、Bergens Tiendeに転職することが決まっているのでBAで彼の記事が読めるのはもしかしたら最後になるかもしれません。


ノルウェーで最も偉大なバンドがBergenfestに来る

2016年のKoengenでのコンサートでa-haのメンバーと演奏中のモートン・ハルケット この夏、彼らは戻ってくる。今度はBergenfestだ。写真:KRISTINE RISTESUND

記事著:Ørjan Nilsson

a-haは数十年に渡り、決してフェスのポスターには載らなかった。しかし数年前、彼らはこれを覆した。そしてついに彼らがBergenfestに来る

1998年のpå Kalvøya-festivalenでの全く記憶に残らないような登場ー最近、NRKドキュメンタリー«Kalvøyfestivalen – 50 år siden første riff»,(Kalv島フェス-50年前の最初の音)でその一部を見ることができるー以来、a-haは世界のどこでも殆どフェスでの演奏をしていなかった。この数年前までは。

125000人の観客

トリオは、これまで彼らがノルウェーの地でコンサートを行う場合は、ミニフェスとも言えるものを開催したり、想像もつかないようなコンサートアイディアを見せてきた。2002年のUllevaal Stadioでは、当時、国内のアリーナでは最初となるものだったが、前座としてSondre Lerche, Nina Perssons A Camp,Sayba とBigbangが”前座”として出演した。

この3年後、Hydroがスポンサーになったフログネル公園での巨大コンサートでは、a-haが舞台にあがる前、125000人に素晴らしい声を届けたのはSissel Kyrkjebøだったのも忘れてはならない。

この時期、2000年代初頭、a-haとQartfestivalenは数年間互いに熱視線を送っていたが、フェスとバンドが契約に至ることはなかった。

ー僕たちは国際的なバンドだ。しかし、Quartがフェスに国際的なバンドを呼ぶとなると、彼らはノルウェーのバンドを呼べなくなってしまう。彼らの疑問は彼らにとって、僕らにそれ相応の金額を払う価値があるかってことだったんだ

Morten Harketは2003年の冬にNTBにそう答えている。

昨年の9月、a-haが夏にOver Osloに出ることがニュースとなった。これはグループ初となるオスロでのフェスとなる。なお、KalvøyaはBærum(管理人中:オスロ郊外)にある。

そして、今、Bergensfestの二日目のヘッドライナーとして、6月15日水曜日にa-haが参加する。
2016年以来初となる(Bergenでの)コンサートだ。彼らは、今月はじめにキャンセルしたRobynと入れ替わった。

輸送とカリフォルニア

バンドのマネージャー、Harld Wiikー2000年代半ばからa-haの機材管理もしているーは、本誌の質問に答えてくれた。

–いつ、どうしてa-haにおけるフェス関連の考えを変えたのでしょうか?

– a-haは1986年以来、大きなアリーナ会場で国際的なツアーを行ってきた。私たちは長年、全てのマーケットに順に訪れることができるよう、コントールしやすい屋内での演奏を優先してきた。このことから、通常のノルウェーのフェスでやる余地はなかった。加えて、a-haは長いこと、フェスのような経験ができる独自のコンサートを開いてきた。しかしながら、2018年、私たちは短めのMTV Unpluggedツアーと長めの夏のツアーを行うことにきめた。これは、フェスとヨーロッパでの独自の屋外コンサートをミックスするという新しい試みだった。このことがあって、フェスができるようになったん

– 2022年、a-haは 延期されていた«Hunting High And Low»コンサートと、夏の普通のコンサート、そして秋に発売される『True North』に関連したものもあるかもしれないですよね。そんなに沢山コンサートをすると、機材の輸送が大変になるのではないですか?

–輸送については、大変な挑戦になるし、特に南アメリカとアメリカでは、多くの望ましくない制限がある。 でも、私は古典のポップミュージックを上演できるだけのことを管理するだけだし、文句はつけない。聴衆、クルーとバンドが安全でかつ健康である限り、どのコンサートもただ楽しみにしている。

– 由緒のあるHollywood Bowlでのシンフォニーオーケストラとのコンサートがアナウンスされたばかりですが、これは何年にもわたって調整してきたものなのでしょうか。それとも最近になってたちあがったのでしょうか。

– この話は最近立ち上がったもの。アメリカではa-haにかなり関心をもってくれているが、他の活動もある中で新しいものを得るのは難しい。とはいえ、Hollywood Bowlは拒否できない存在だ。カリフォルニアの野外での温かくて暗い夜。そして、世界一のオーケストラの一つと世界一素晴らしい曲のいくつかとの組み合わせは、きっと充実したものとなるだろう。

本誌は、ジャーナリスト Ørjan Nilsson がモートン・ハルケットとポール・ワークター=サヴォイについて本を書いており、注目している。


Hollywood Bowlのオファーは降って湧いたものだったようですね。Harald Wiikは、2018年のMTV Unpluggedツアーの経験が夏フェスへの挑戦に繋がったとしていますが、実際、モートンは2014年、『Brother』リリースの年に各地の夏フェスに出演しています。モートンソロのマネージャーもHarald Wiikですし、これが試金石になったようにも個人的には感じます。

ところで文中にあるウレヴォールでのライブですが、このビデオはどうやらその時に撮影されているようですね。そして、この前座をやる少し前、モートンとソンドレ・ラルケが一緒にインタビューに答えています。

ローレンが監督したこの作品はこの2002年ウレボールスタジオでのもの。

そして、こちらがフログネル公園でのライブ。

ちなみに、このフログネル公園のライブの前座だったKysselは、リレハンメルオリンピックで歌っています。a-haはパラリンピックでした。本当に綺麗な声の人なので、Kysselとa-haの両方見られたなんて羨ましい限りです。

ところで、この表題となっているBergenfest。同じ日には、a-haのファンとしても有名なSondre Lercheも出演するようです。なんとなく、同じ日希望したのかなとか思ってしまいますね。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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