The Voice Norge:ついにフィナーレ!チームモートンが完全勝利!

数ヶ月に及び毎週のお楽しみを提供してくれていた『The Voice Norges Beste Stemme 2019』が31日、フィナーレを迎えました。結果は…

なんと、ここ暫く視聴者の上位2位を独占していたEdwardでもSteffiでもなくMaria!!!しかも、上位二人のみのスーパーフィナーレは、チームモートンのみの対決、Edward VS  Mariaだったのだから驚きです。Mariaは、元はチームレネにいて負けたのをモートンが「獲得」、その後、「誰も落としたくないから」という理由で、視聴者がEdwardを選ぶことを見越してモートンが敢えてMariaを選ぶという作戦が功を奏してのセミフィナーレ進出だっただけに、逆転劇とまでは言いませんが、回を重ねるごとに実力をあげていったといって良いのではないでしょうか。今回の上位2位がチーム・モートンということで、『チーム・モートン完全勝利!』ってところですね。

モートン、Edwardに「とても素晴らしかった」

さて、そのずっと1-2位を独占してきたEdwardは今回1番目の登場でした。

Edwardは、Midnight Choirの『October 8』を歌いましたが、VGの記事によると、なんとEdwardのお父さんはMidinight Choirの准メンバーだったそうです。なので有料記事で読めませんが、

パパ:-私たちはEdwardと彼のなしえたことに非常に満足している

というような記事も出ています。ラップが印象的だったEndreの父も、ミュージシャンで、The Voice 2012に出ていたらしいですし、他にも、芸能一家の息子もいたりして、The Voice,案外二世とか多め??まあ、コネというわけでもないのでしょうけど。

Edwardの声は相変わらず渋くて良い感じではありますが、二日続けて聞いてるからか、「なんか飽きてきたかも」と個人的には思ってしまいました。The Voice2017のIngeborgとか、Knutには飽きはこなかったんですが、良い曲で良い声なんですけど、同じ曲調ばかりだと食傷気味かな。

そうはいっても、モートンは満面の笑顔ですし、前回同様、手振りをつけて入り込んでいるようで、「見守る」という域から一歩入り込んでいるのを感じました。モートンのコメントはタイトル通り「素晴らしかった」以上のことを言ってないので、引用はなしで。

この後は、どんどん手の位置が高くなって最後は頭上で拍手してました

二番手はSteffi。

レネ、Steffiにあなたは自信を持って良い

あなたは、自信をもっていい全ての理由を持っている。本当に、信じられないほど、素敵で素敵で素敵だったわ。

レネ、思わず涙ぐんでますね。やっぱり上手いなーと思いつつも、フィナーレだからか、いつもより声に緊張感というか固さがあるような気がしました。

三番手、MariaはFreetwood Mac。聞いたことはあるけど、MVが思い出せないなーと確認したところ、77年の曲でした。

モートン、Mariaに「君はここで出来ることが沢山ある」

モートンはEdwardのときのように曲に乗ってるというよりは、目を閉じたり真剣に見ていたりして、見守ってる感満載です。

モートン「僕は君の声がとても好きだよ、君は音楽的な才能があるし、これからも君がその道を望むならやれることは沢山あると思う」
司会者「これからも(音楽の道を)進んで行く?」
Maria「そうね」
ヨセフ「君は面白いよね、僕にとってはとても魅力的なんだけど、音楽もやるけど医者にもなるんだよね」
Maria「ええ」
ヨセフ「普通、かかりつけ医がアーティストになるなんて考えもしないけどさ、やってみたらいいと思うよ」

ラストは、Oskar。

レネ、オスカーに「あなたは全てを与えただけでなく、更にプラスαがあった」

レネ、満面の笑み。すごく嬉しそうです。司会者は「楽しかった?」と聞いて、オスカーは「楽しかった」と答えています。Oskarの声って、どことなくU2のボノっぽいなーと。『With or without you』とか似合いそうですね。

この4人の対決の結果は、冒頭にも記載したように、EdwardとMariaがスーパーフィナーレに進出。チームモートン内での戦いになりました。

Edward VS Maria

モートン、Edwardにこれが君の最後の登場になるとは思わない

Edwardの敗因は、選曲が似通っていたからのような気がします。まあ、全く同じタイプではないんだけど、たとえば、a-haだったら『Summer Moved On』のような低い声から高い声まで出せるような曲に挑戦してたらよかったんじゃないかなと思うのです。或いは同じブルースプリングスティーンでも、もっとRockな『Born in the USA』とか。Rattの『You’re in love』とかでもいいけど古いか。

モートンは今回はじっと聞いてる感じで、最後に満足そうにしてましたが、他のメンター達もスタンディングオベーションしてますね。

Edward「これが最後の出番だから」
司会者「最後か。どうだった?」
Edward「とても楽しかった」
モートン「最後の出番にはならないと思う」

Edwardが言っているのはもちろん、『The Voice』のということですが、モートンはその先もみて言っている気がします。

モートン、Mariaに「僕がこれまでの『The Voice』で見た中で最高の出来だった」

確かに…。出だしは普通とはいえ、後ろになるほど、声量もすごいし、モートンはよく彼女にミュージカルスク(音楽的な)という言葉を使いますが、ミュージカルを見てるかのような気持ちにさせてくれます。

司会者「勝っちゃいそう?」
Maria「ええ……」
司会者「どうよ、モートン。才能が花開いたのをみて」
モートン「それは、つまり、Mariaのことだよね」
司会者「そう、Mariaのこと」
モートン「ええっと… おい…(にこにこ) 僕は君は素晴らしいと思う。君が進んで来たのを見てきたけど、今の君は僕がこれまでみてきたThe Voiceの中で、最高のパフォーマンスだったと思うよ」

モートンにしては珍しく「おい」といった瞬間 かわいい

この言葉の通り、Mariaが優勝となりました。Mariaは今後、お医者さんになるそうですが、音楽の道も続けていくのだそうで。TV2によると、このThe Voice優勝者はUniversal Music Norgeと契約になるそうです。

さて、The Voice最終回といえば、メンターと参加者のコラボですよ。残念ながら、TV2のページにはフルでおいてないので、instaとその他、リンク切れに成ること覚悟で置いておきます。

これ、フルでみて思わず涙ぐんじゃったんですけども、演出が粋ですよね。モートンとレネのチームで、それぞれが男女一人ずつだったからこそ、モートンとレネと同じ向きで歌う方法なんでしょうけども。
チームモートンの二人(MariaとEdward)は、歌い方というか声の感じがモートンとレネのを引き継いでるかのような声質。チームレネはもうちょっと鋭利なんですよね、声が。MariaもSteffiもなるべくして今のチームになったんだなー(実質交換されてるから)と実感。

やっぱりね、モートンとレネの声は相性がいいと思うんです。一度一緒にコラボしてくれないかな、アルバムの中で。レネ、何度もいうように個人的に好きなんですよ、声が。甘い声なんですよね、The Voiceの審査では涙もろい姐さんって感じですけど。ちなみに、私の好きな曲はこれです。時々日本でも有線でかかります(前に川崎の駅ビルで流れてきて驚いたw)

なにはともあれ、毎週、土日の殆どを費やしていたThe Voiceも遂に最終回。モートンのことだから、またすぐ新しい情報を提供してくれるでしょう。前回のThe Voiceではチームモートンは優勝しなかったからわかりませんが、マグスがMartin Halaを優勝させた際は、彼はモートンのソロの前座に来ていました。MariaなりEdwardがa-haやモートンの前座になる日がくるといいなと思います。(Ingeborgもだけど)

最後に。チームモートン、優勝おめでとう!!

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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