マグスが、ノルウェー時間10月24日21:55(日本時間 25日朝4:55)から放映のNRKのトーク番組Lindmoに出演し、バンド再結成のこと、新たに作られるマグスの陶器彫刻が置かれる公園のことなどを語りました。
そちらの詳細は、また別途a-ha holicに掲載するとして…。
この番組にはマグスの他に、バイキングの技術を教える教師と、ノルウェーのアイドルGabrielleが出演していました。
このGabrielle、モートンが『Brother』を初披露したSpelleman Awardで同じく新曲を披露していました。
『Out of my hands』に関わったLars K. Hustoftとの「Regn fra blå himmel」と「Nattergal」でした。
さて、この時、彼女は新曲を披露するのにとても緊張していたそうなのですが、モートンとのやりとりが披露されました。
少し前の段階からが面白いので、紹介します。
前提として、彼女は今回「De beste」という新曲を出しました。
この新曲の意味するところは、自分を今まで育ててきてくれたものが、今も自分にとってとても大切であるというノスタルジーを伴ったものだということでした。
そこで、司会が質問をしたところから始まります。
ガブリエラ
「私は自分が育ってきた90年代に感謝しているの」
司会「a-haも90年代にいたけど、あなたのいう90年代に彼らは含まれるかしら?」
ガブリエラ
「ええ、a-haの体験もいっぱいあったわ。他の90年代のもの同様にa-haとの思い出もあるわ
青春時代の一部ね」
マグス
「でも、僕らは90年代は7年休止してたから(笑)」
ガブリエラ
「それでも音楽は生き続けていたから」
司会「ハルケットとの体験はあったのよね」
ガブリエラ
「機知に富んでいたわ
私はスペルマンに出たんだけど、私たちは、楽屋が隣だったの
新曲を披露するのに緊張して入口付近を走っていたら
いっぱいいっぱいの私に突然、
『やあ、はじめまして。調子はいい?』って
『ええ、少しナーバスになってるの』って答えたの。
彼は素晴らしかったわ
それが私のa-ha体験なの
『ガブリエラ、君は中心(セントラム)に来るんだ。自分を中心に置くんだ』」
それは素晴らしかったわ。
マグス「それって、彼は”オスロ・セントラム”のこと指してたとか(笑)」
ガブリエラ「彼は魔法を放っていて、素晴らしい言葉をいっぱいくれたの
それで、そういうことと近いコンタクトが取れるようになったの
私は自分を中心におけるようになったし
オスロ・セントラムにも、舞台の中心にもいられるわ
全部含まれてるわ」
司会「ステキね」
マグスのツッコミも笑えますが、それより何より、彼女のマグスのジョークへの返しが頭いいなという雰囲気です。
そして、モートンが彼女の出番前にセンタリングさせてたんだなと思いながら、再度、当時の新曲であった「NATTERGAL」をみると、なんか微笑ましく思えます。
モートンとの出会いを嬉しそうに語る彼女と、マグスのどこか(同僚のことを言われて)照れくさそうな顔が可愛くてたまりません。
この話を見たい人はこの動画の32:43秒からどうぞ。
https://tv.nrk.no/serie/lindmo/MUHU25005915/24-10-2015
実はこのスペルマンのときに、彼女の歌が気になって動画見つけたりしてmixiの日記にあげていたこともあり、「そうか、モートンが励ましてたのかー」と、なんか妙に嬉しかったりします。そして、モートンが使う魔法は、すごく解る気がしますね。
この最初のほうのトークで、マグスが「自分の可能性を感じさせてくれる人と一緒にいたい」(意訳)というようなことを言っていましたが、まさにモートンの持つ魔法ってそういう類いじゃないかと思うのです。
ちなみに、モートンの言っている「中心(セントラム)に来る・置く」というのは、いわゆるスピ系でいうところの「センタリング」ってやつだと思います。弓道の教科書なんかには「気を丹田に置く」と書かれていたりもしますね。
モートンのそういう言い回しは時として、ノルウェーのマスコミには『意味解らん』と言われがちですが、このGabrielleはちゃんと意味を把握したようです。「落ち着いて!」とかではなくて、自分の中心に戻していくというのが、とてもモートンらしくていいですね。
落ち着かずに走り回ってるGabrielleに、自分との親近感を感じたのかも知れません。
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