VG:僕らは永遠に繋がってるんだ

a-ha-live.comにモートンのVG誌でのインタビューが載りました。
(オンライン版ではなく、紙媒体のものです)
a-ha-live.comのJakob氏に許可を取り、Bottomless Pit のKaoruさんに訳して頂いたので掲載します。
Kaoruさんは、a-haの25周年記念盤『25』(日本版)にて、Butterfly Butterflyおよびライナーノーツの日本語訳やa-ha.comの一番最初の日本語記事を訳した人でもあります。(残念ながら最初の日本語記事はa-ha.comは紛失したらしいですが。)

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ずいぶん早くソロ・アーティストとして戻りましたね。悠々自適で休んでいることも出来たのに。なぜそんなに急いでいるんですか?

だって、そうしたかったから!まだまだやることは残ってるし、僕は音楽で出来ることをまだ終えていないんだ。

a-haの最後のコンサート以来、どう過ごしましたか?

2011年の1月、2月は、のんびりリラックスした時期だった。でも3月になったら、また動き始めた。もう待てなかったんだ。もし続けるとしたら、躊躇してる暇なんてない。プランを始める時期だったんだ。マシンが冷める前、システムが動いているうちにね。だから僕は、だらだらする前にやってしまいたかった。

ポールやマグネとまだ連絡はとっていますか?

普通にね。っていうのは「しない」っていうこと。いや、冗談だよ。だけど僕らは、それぞれの人生を送るのに必死で、今は連絡をとらないのが自然と感じるから、とらない。マグネの展覧会のときだけだったかな。だけどお互いに手紙を書いたりはしないんだ。マグネはものすごい量のメールを送ってくるけど、僕は一度も返信したことないな。ポールと僕はおしゃべりとかはしない。もう大人の男なんだからね。

でも、あの二人はあなたの人生に大きな部分を占めているでしょう?

ああ。僕らは永遠に繋がっているんだ。でも、僕らはみんな頑固な個人だから。ずっとお互いに、それぞれのやることについて、尊敬しあっていくんだよ。a-haは独特な関係なんだ。誰が欠けてもa-haじゃない。

ポールが、古典になった曲を沢山書きましたよね。ソロ・アーティストとして、彼の書いた曲をパフォーマンスしていきますか?

うん、きっと。マグネの曲もね。

それじゃあなたの評価にならないんじゃ?

いいや、全然そんなことないよ。僕がどんな面白いマテリアルを選んだかっていうところで評価があがるんだ。ソングライターでありシンガーであるからこそ、なおさらね。でも、そういう場合はそんなにはないかな。時々僕は自分以外の人のほうがあってそうな曲を書くんだよ。そういうことが、僕が選曲する場合にもある–誰が書いたかなんて気にしない。

a-haのラスト・ツアーでキミはMCをほとんどマグネに任せていたね。曲の間でほとんどしゃべらなくて。ソロ・ツアーではどうなるの?

マグネには生中継で繋いでもらうから、彼がまたMCをするよ!

なぜ曲の間に話さないの?

a-haのコンサートだよ。ボクは一晩中そこで遠吠えしてるために立ってるわけじゃない。もう充分でしょ。いやいや、冗談冗談。あのね、ボクはa-haのコンサートで代表者をしてるわけじゃないんだ。ボクはa-haのスピリットを代表してるし、それはポールやマグネや自分自身ですらないんだ。自分のソロの時とは違うんだよ。だから、ボクは、自然に、もっとしゃべると思う–これ以上減らすことはできないけどね。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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