さて。雪も溶けたようだし(盛大な勘違いだったとすぐ判明)、あまり遅くなると日没になってしまうので、テレビに見切りをつけお昼前に行動開始。
とりあえず大通りに出てから、POP Sentret(ポップセンター)を目指しました。途中、何度もぐーぐる君に嘘つかれながら。
帰りにわかったんですが、酷いところ歩かされてました。
たとえば正規のルート⇒(真っ直ぐ歩くだけ)を底辺にした、正三角形のような山を登って下りたりとか…なので、つるつるすべりながら、なんとかポップセンターを目指しました。
途中、なぜか変なルートに入り、雪にまみれたシャンデリア。
そして、「Ingen Sted」(どこでもない場所)みたいな看板。
凍った川には、どうやって作ったか解らない雪像
そして反対側には謎天使
本当にこの先に「ポップセンター」なんてものがあるか不安…。
行ってみると、大きいとは言えないところで、半分がレストランに。
もう片側の半分が売り場、奥が展示。
「あの展示見たいんですけど」というと、3Fまであるわよーとだけ言われ、3Fが「過去と未来」なのでとりあえず3Fまで行くも、事前に聞いていたa-haのネタはイマイチわからず。
再度1Fに戻る。(結局あちこちみなおして4往復した)
わかりますかね。1Fは入口がPCモニターで出来た門になっていて、その門の一つ一つの動画が他の人が話している最中でも動いたりして、かなりこった作り。
なんと、機内誌でもみた、あの「レネ・マーリン」も。
あ、これ、私が叫んでるわけじゃないですよ?
このモニタ左側に、子供部屋があるんです。そこで叫び声がしてました。楽しんでる模様(笑)。
このモニターのどこかにモートンが出たりしないかなーと期待しましたが、残念ありませんでした。
でも、この後です。坂を登っていくと何かに呼ばれている気が
思わず、カメラ回したまま近づきました。そう、壁に『Take On Me』が連続再生されてるんです
説明には、「a-haの世界的なブレイクによって、ノルウェーの音楽ビジネスは自信を持つことができるようになった。a-haは2010年の12月4日に解散した」と書いてあります。再結成してますよというツッコミを入れたかったですが、この文面、他の展示ではちゃんと「再結成された」が追加されていたので、恐らく古いのはここだけです。
折角なので、改めて撮影。
そして、なんとこの背後には色々な時代のテレビ番組のクリップが写っているんですが84年としてこれが。
かわいいな、a-ha。20代のa-ha、マジかわいい。
ここ、最初にも書いたように特別a-haのスペシャル展なわけでなく、あくまでポップスの歴史なのです。なので、こうした年代別の展示の他にも沢山の楽器の展示もあったり、使える楽器やスタジオで音楽演奏したり、ミックスしたり録音できたりします。
その場その場に、ギターについて語る有名人の動画があったりしました。私は、そうしたパイオニアには全く詳しくないのですが、多分、凄い人達だと思います。
そんな楽器たちに隠れて、「まさかここに展示があるとは思わない」場所に、前から聞いていタッチパネル式展示あり。
ここにa-haが全部入っているとか。
見ると確かに。ありましたよ、全曲。
あの「土曜サーカス」もありました。「土曜サーカス」はノルウェーのテレビ史上、はじめてa-haがテレビに出たやつなんですよね。
そして、勿論、あの伝説のモートンイケメンビデオも(笑)
折角なので、作ってみました。
このAngel in the snowの足と腹筋の位置がたまりませんね、いつみても。
この展示、他にいくつか小部屋があります。一つはスタジオですが、他にも3つ部屋が。
コスプレ撮影できる部屋
その隣には、「タイムマシーン部屋」。
各年代を設定すると、そのときの家族の風景(ティーンエイジャーの部屋だと思われるベッドルーム含む)が変わるのです。
1980年代を押すと、
ベッド脇にa-haのポスターが出現します。
これも本当に面白い展示で、テレビの内容も変われば、テーブルの上に置いてある者も変わったりするのです。
そして、私が最も歓喜したのがこの部屋。「テレビ番組撮影の部屋」
ソファとテレビとパネルだけの部屋なんですが
パネルに「A Kind Of Christmas Card」が。
つけると勿論、あのビデオが出現
このソファの感じといい、モートンと一緒にビデオ見てる妄想が楽しめます。
幸せすぎる。
普通の展示をせいぜい30分程度しか楽しめない性質ながら、ここは4回くらい往復しました。
外に出るとまた、あの雪道を滑りながら帰らなくちゃいけない。ここにいたら、ずっとこのa-haというか、1F~3Fまでのモートンスペシャルを何度でも体験できる。なんという竜宮城でしょう。
現実に戻りたくない感半端ないですが、ここを出ないとホテルに戻れないわけで、戻らないとライブにいけないので、心を鬼にして出ることにしました。
最後に、入り口でもらった無料のパンフレットをもう一冊もらって帰宅することにしました。