ノルウェー、ベルゲンのグリーグホールで行われた、人権活動に送られる賞において、モートンがKygoのピアノをBGMに人権についての講話をしました。
Raft賞というこの賞は、人権活動をしている人に送られるもので、今年が30周年だそうです。
今年はイラクのフェミニスト活動家である、ヤナール・モハメドさんに送られました。
彼女は、イラク出身でイラク戦争の際にカナダに逃げるも、その後再びイラクに戻り、女性の人権について戦ってきたのだそうです。
イラクでは男性はご主人様、女性は奴隷のような扱いだと彼女は言います。
彼女は幼少時代、自分と他の兄弟たちの扱いの違いに早いうちに気がつき、
ここは自分のいたい場所ではないと感じたのだそうです。
彼女は2003年に『Organization of Women´s Freedom in Iraq』を開設し、
女性の人権のために戦ってきたものの、これまで何度も殺されかかっているのだそうです。
だから、彼女の住所は秘密になっていて、組織の場所も必ず裏口を他に用意して、誰かが殺しにきたときに逃げられるようになっているのだとか。
毎日、爆撃があるところで、女性であるがゆえに権利のために戦ったら別からも攻撃されるとは、本当に悲しいことです。
この授賞式では、コンサートもあり、Sondre Lercheが歌を歌ったりという一幕もあったようです。
モートンは今回は歌うことはせず、講話のみでの出演になりました。
インタビューでは、「何を言っているかわからない」と(たとえ解りやすくても)言われがちなモートンですが、
以前にあった虐め関連のシンポジウムでも政府の要請で講話をしています。
こういった要請を受けるということは、伝わるべき人には伝わっているのだと言うことだと思いますし、そういった彼を、心から尊敬します。
Kygoが投稿したモートンの講話の様子です。
モートンの講話の全文は公式サイトにありますが、動画は途中からのようですね
(全文はモートン公式とa-ha公式に掲載されていますが、私はモートンサイトのほうにリンクさせていただきました)