トミーネ、Stjernekampで勝ち抜く

トミーネが出演している、Stjernekampが9/3 19:55(日本時間9/4 2:55)から放映されました。
今回のテーマは「カントリー」。
カントリーで有名らしいノルウェーの歌手も審査席にいて「音程云々よりも、心に響く歌を」といったアドバイスをしつつ、スタート。
この人がどうも、歌う前に一人ずつコーチをしているようです。トミーネも出番前のビデオの中で、コーチされてました。

トミーネの出演は5曲目でした。
前回はyoutubeのみでみたので知りませんでしたが、第一回では誰も落ちることなく、ただ、最下位3名(同点?)が公表されており、その中にトミーネがいたようです。
つまり『背水の陣』ってやつですね。

しかし、ノルウェーの音楽番組はいいですねー。日本だとカラオケバトルがありますが、カラオケバトルに出てくる歌手って普段テレビで見ない歌手が多い-つまり、普段の歌番組は歌うまってあんまりみないんですけど、歌番組を「安心して」聞いていられるって貴重です。
でも、その分、審査員もカラオケバトルみたいに「ホントうまいですね」とかって誰でも彼でも褒めるわけではなく、褒める人には相当ほめ、駄目な場合は「音程が不安定」「心に響かない」とかものすごい言われようでした。

歌の前のインタビューでトミーネはこう言っています。

「モナは、もっと私がやれるところを見たいと言っていたわ。私は自分でも言ったように、全身全霊で挑戦していくつもり。勝ち抜いていくために。
難しかった。何か解らなかったけど、でも、それが憂鬱だと感じたの。沢山の人がみていて、とても強いプレッシャーだった。私は完璧主義だから。
もし、みんながそれを嫌いでも、私自身の力でそれを乗り越えてみせるわ。やってみせる。今度は、以前より簡単になっているといいと思う。」
「この曲(«Folsom Prison Blues»)を選んだのは、私が悲しくて暗い曲が好きだから。私達はこの曲をもっと楽に、憂鬱になりすぎないように、
でも、同時に聞いてる人がその部分も感じられるように出来る。私は、男を撃ち殺すことについて歌うのよ。
私はこれを聞いた人が何か感じ取ってくれると良いと思う。どんなことでも、何か感じ取ってくれれば」
「この曲を歌うのが兎に角楽しみ。私のバージョンを、聴衆が聴いてくれるのがね」

(トミーネ登場からのリンク)
https://tv.nrk.no/serie/stjernekamp/KMTE60002216/sesong-5/episode-2#t=37m27s

審査員の評価は
男性審査員(トーマス・フェルバーグ):「この曲の新たな魅力をみせてくれた。自信があっていい。今夜の最もクールな曲の一つだった。
23歳の若い娘がやりとげたんだ。君は素晴らしい声を持っている!」
君の声の響きは、君の強みだ。ぜひ、ファイナルまでその声を響かせてくれ」
ブルースのコーチをした女性審査員(クラウディア・スコット):
「この曲をしっかり自分のものにしているわ。私は練習の時にもきいていたけれど。これは、あなたのオリジナルのバージョンだわ。
どうか他のジャンルでも、この調子で進んで行ってね、グッドラック。ホントによかったわ」
女性審査員(モナ・B・リーセ):「トミーネ、自分を信じて。あなたはこの曲をしっかりものにしていたわ。出来ることを全てやったからこそだわ。もう落ち込んでなんかいられないわよ、みんなが投票できなくなっちゃうんだから」

このモナという女性審査員、前回のをみたら「私、あなたの声ホントにとっても好きなのよ。この夏はずっとラジオであなたの歌を聴いてたわ。このバージョンも素晴らしいわ」とした上で、トミーネが緊張しすぎていることを見抜いて、「あなたなら、もっとエネルギッシュにこの歌を歌えるはずだ。もっと力を抜いて」とアドバイスしてました。なるほど、それが冒頭の「モナは…」に繋がるわけですね。

(ちなみに、この部分youtubeにあがった第一回のトミーネ出演部分にはありませんが、NRKのサイトでみるとモナが「これからもあなたの声を聞いていきたいわ」と言っている直後に、トーマスがノルウェー語で「Hunting High and low」といって再度モートンが映ってます
https://tv.nrk.no/serie/stjernekamp/KMTE60002116/sesong-5/episode-1#t=39m06s

そして、このモナですが、全員歌い終わっての総評のときも、「誰がよかったか」と聞かれ、「前回とっても不安げだったのを乗り越えて、今回は素晴らしい歌を聴かせてくれた」ということを言ってくれています。

https://tv.nrk.no/serie/stjernekamp/KMTE60002216/sesong-5/episode-2#t==1h31m51s

さて、前回も紹介したVGとDagbladetの評価ですが

VG:(5/6)オープニングの冷たい歌詞(男を銃で撃ち、死ぬところを見ていた)と、その真逆の明るいアレンジの意外性で魅了された。トミーネは、素晴らしく青くかつ儚いトーンを持っているって、言ったかな。

http://www.vg.no/rampelys/musikk/kash-king-roek-ut-av-stjernekamp/a/23784339/
67d91ba50dfab8d27f15fd25ddc53b63

Dagbladet:(4/6):トミーネはこの国最高の歌手の娘であり、かつ自分でも表現していかなくてはいけないというプレッシャーを背負っているが、差し迫ったものとしては、彼女の軽くおだやかな声の響きだ。彼女はこの二つをユニークかつ素晴らしい方法で使い、歌をより彼女によせ、かつキャッチーなものにした。あと、彼女に必要なのは、自分の中にあるものを信じることだけだ。
http://www.dagbladet.no/kultur/vi-anmeldte-kveldens-stjernekamp-lat-for-lat/61958705

と、どちらもかなりの高評価。

トミーネは第一回で楽しみにしているジャンルとして「カントリー」と「ビッグバンド」をあげていますが、そのビッグバンドは再来週。
来週は「モータウンミュージック」だそうです。
ぜひ勝ち進んで欲しいですね。

https://www.instagram.com/p/BJ6FMSTDBEr/?taken-by=tomineharket

トミーネインスタより:「投票してくれたみんな、ありがとう。次に薦めてとーーーーーーっても嬉しいわ。また土曜日に会いましょう」

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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