2002年4月の『Først & Sist』に字幕をつけました

いつものように、Morten Harketで検索していたところ、なぜかVGの過去記事がひっかかり、そこからまだ見てないNRKの番組に気づいたので、字幕動画を作成しました。動画だと注釈つけられないので、こちらでも注釈つけつつ触れたいと思います。

この番組は、Skavlan(最初NRK,のちにTV2に移動)の司会者である、Fredrik Skavlanが司会をしている番組です。もしかしたら、Skavlanの前身かも。

2002年4月といえば、Lifelinesが発売された時期です。番組は4月19日で、アルバムのリリースは4月24日でした。モートンは『Lifelines』の宣伝も兼ねての出演だと思います。また、この番組の前日、4月18日にはThor Heyerdahlという、世界的に有名なノルウェーの人類学者、海洋生物学者兼冒険家の方が亡くなっていました。KON-TIKI号で冒険した方といえば、わかる人も多いかも知れません。

1本目はモートンのインタビュー。とは言っても残念ながらアルバムのことは何も聞けず。ただ、知らなかったのですが、ここでもモートンは、Lindmoで言っていた「ちからわざ」の話をしていたんですね。(一旦全部なげうって、必要なものだけ残るという考え方)。まあ、ここでは、そこまで過激な言い方ではありませんが。何が良いって、a-haのメンバーの悪口(陰口)言ってもいいんだよって言われても答えないところ。ソロで離れたときですら、二人にウンザリしたからではないと言っているのが、さすがモートンというところ。また、最後のほうでThor Heyerdahlに触れ、彼をお手本としていること、そして彼の魂を感じ、そこからが始まりだと考えているところが、とてもモートンらしい感じがしました。でも、まさか、(一掃したときの話から、この番組では君も脇に追いやられるよという流れでの)「君は自分が誰を呼んだかわかってないんじゃない?」が、番組そのものを示唆するとは…。

ちなみに、Kock Johansenは、コンティキ号博物館の元ディレクターと紹介されていますが、考古学者でこの特集を組んでいたThor Heyardahlと一緒に働いていた方でもあります。

番組では、この前にThor Heyerdahlの特集があり、更にEddie Skoller(デンマークのコメディアン、歌手)も加わっての面白いところもありましたが、割愛して植物についての箇所です。モートンが蘭について詳しいのは、80年代から知られた話ですが、以前に桜についても詳しいことがわかり、更に今回は「世界で一番大きな種がセイシェル由来である」ことまで知ってることが判明しました。すごいな…
確かに、司会者は誰を呼んだかわかってなかったかもしれません。ここまで面目躍如だとは。

植物の話を興味津々で質問したり、聞き入ってる姿が本当にかわいい。ところで、この植物ミュージアムですがオスロスペクトラムから、ちょっと離れたところにあります。若干歩きますが徒歩で行くことも可能です(私は偶然ですが、2012年にモートン誕生日コンサート(ソロ)があったときに、徒歩で行ってました)。知っていれば、どの花がイースター島から来たものがガッツリ見られたのにちょっと残念です。この時の写真は数枚ですがこちらにあります。

3本目。M2Mというガールズバンドと、モートン、そして引き続きEddie Skollerが出演しています。Thor Heyerdahlの親友で船主の方と、考古学者の方、そして先ほどの植物の専門家の方は退場しています。

ここ、人間関係知らないと何言ってるか解らないので、そちらを調べました。まず、M2Mの二人は12歳からバンドをしていて、M2Mに改名後、メジャーデビューしているようです。(とはいえ、その前にスペルマンアワードにも登場しているようですが)。そして、アメリカでのメジャーデビューが、『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』のアメリカ版のエンディングテーマの曲で売れたようです。(Wikiによる)。そして、このM2Mがモートンと出会った2000年。この時のモートンの恋人は、Anne Mette Undlienさんだったようです。彼女がメイク担当かどうか調べてもちょっとわかりませんでしたが…。Anneさんとモートンは、2000年から2005年までお付き合いをし、Hennyという名前の娘をもうけています。

次にEddie Skollerですが、彼はこの時、Sissel Kyrkejøと結婚していて、彼女との間の子が3歳と5歳。『ミュウツーの逆襲』は日本では1998年ですが、ノルウェーでは2000年4月14日公開だったそうなので、これかもしれないですね。この動画で、出ているSisselは勿論、この妻であるSisselのことなので、「あなたのような男に気をつけるべきだ」と言われたものの、幸いにも忠告を聞かず、自分と結婚したんだというオチになります。M2Mの子の悪ノリも、それを知ってての冗談だと思います。

そして、ポケモン映画のエンディングといえば、Espen Lindが作詞し、このSisselと二人で歌った『Where the lost ones go』は、サラ・ブライトマンとクリス・トンプソンがカバーし、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』のエンディング曲になってるのは、ちょっと面白い繋がりですね。

また、動画内でM2Mのマリットが「新しいシングルが良かった」と言っていた曲ですが、『Lifelines』の1枚目のシングルということで調べた(記憶が定かじゃなかったので)ところ、『Did Anyone Approach You』のようです。確かに曲カッコイイし、このMVも本当に良かったですよね。

最後にM2Mのマリオンが指摘した、「(司会者の人が)ニコール・キッドマンとのインタビューで、彼女が何か話す度にデレデレしてた」というのが正しいかどうかはこちら(15:39頃)から。さすがにあのモノマネほどデレデレはしていませんが、まあ、かなり赤くはなっている気がします。ちなみに、「できるだけ長く続けたい」と言っていたM2Mですが、Wikiによるとこの年に解散、翌年に解散アルバムを出して今はそれぞれ違う道にいるそうです。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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