(記事のアイキャッチ画像は以前のThe Voiceのものを使っています。毎回同じです)
本編では既にノックアウト戦が始まっていますが、こちらは2月15日(日本時間2月16日早朝)のブラインド・オーディションの様子です。
まずは、確実にモートンチームのHenrikから。
モートンチームの18歳はただものじゃなかった
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サムネイルはモートンがボタンを押した瞬間でジャンプしてますね。無邪気でかわいい…。
ブラインド・オーディションも進むにつれ、審査員も上限故になかなか手をあげにくい状況になっているようで、審査員同士「誰がいく?」みたいな雰囲気になることが増えてきました。ヨセフとマーティンが早々に相談しているのでいくかと思いきや、歌い終わりにモートンが振り返り、それで大喜びのこのジャンプとなったようです。恐らく、もう駄目かもと思っていたのでしょうね、いったん体をかがめて安心したあと、改めて振り返った人(モートン)の顔をみて、天を仰ぎ、胸に手をあてています。
モートン「やあ」
Henrik「はい」
(……………)マーティンも何か言っているけど聞き取りにくいので割愛
モートン「ちゃんと待っててあげるよ。」
(落ち着いたところで)
モートン「君の名前は?」
Henrik 「ヘンリク・フグレム、18歳、Selbuから来ました」
緊張してるわりに慣れてる、この子!!18歳なのに。あまりのスラスラっぷりに、モートンが名前を再度聞き直すほど。それもそのはず、彼はこれまでに何度か出てきているUKM出身であると同時に、2014年にはノルウェーの有望な才能発掘番組Norske TalenterとMGP jrの両方でファイナルまで進出しているのです。こちらの記事「Henrik 、The Voiceで勝ち進む」では当時の年齢は12-13歳としていますが、TV2のその時の動画では、14歳になってますね。今18歳らしいので、14歳があっている気がしますが…。
「Henrik, The Voiceで勝ち進む」の記事によると、
Norske TalenterとMGP jrのあと、声変わりが来てしまって、僕の声は酷くなっていったんだ。僕は僕の声が酷いと感じて、半年間くらい全く歌いたくなくなってしまった
さて、この話を前提に、モートンによる彼の評価の続きを見てみましょう
モートン「タイミングもよく、声の音も良い音だった」
Henrik「ありがとう」
マーティン「君はエネルギーがあり、音楽的才能を沢山みせてくれた。曲の解釈で、効果的にクールな箇所とそうではない部分のコントラスををつけていたが、僕にはその解釈は失敗だと思った。」
モートン「(マーティンを遮って)いいや、そんなことはない」
マーティン「そう?モートンはー」
モートン「僕は、君がこの曲の持つエネルギーと共にやっていけるのを見せることが出来たし、興味深かった」
ヨセフ「もう少しでボタンを押すところだった、そしたらハルケットが…。もし君が勝ち進まなかったら、The Voiceがおかしいとさえ思った。だから、僕は正しいと思うんだ、(モートンをさして)」
モートン「(ヨセフが続けようとするのを遮って)それが君だよ」(立って迎えに行く)
自分の声が嫌になってしまって、半年ほど歌うことが嫌になってしまった彼がThe Voiceに出て、曲の最後の最後にモートンに選んで貰って、その声が良いと言ってもらえる。想像するだけでも、彼が如何に嬉しかったのか解る気がします。しかも、マーティンの「ここがよくなかった」も否定し、ヨセフが「モートンがボタンを押したこと」を正しいと指摘しようとするのを遮って迎えに行く。モートン、マジイケメン…。王子キャラ、ヒーローキャラ。少女漫画か、昔の学園恋愛映画で(相手は女性になりますが)こういうシーンありますよね、という感じ。コンプレックスを克服したヒロインを、王子キャラが他の同級生の色々いうのを遮って手に取るシーンとか。念のため、書いておくと別にBL想像しているわけではありませんよ。モートンの行動が少女漫画、もしくは学園恋愛映画的だと思っているだけです。
前回、レネ⇒モートンチームのSynne、今回も次回戦進出
さて、今回は以前にチームレネでブラインドオーディションで進出するもノックアウト戦で負け、モートンの「盗む」ボタンによってチームモートンになったSynneが再び挑戦しました。
レネはやっぱり、この声が好きなんでしょうね。1分も経たないうちに振り返っています。そして、歌っている姿をみながら「おや?」という表情。ショーのライトでSynneの顔が見えないので、見たことがある気がするけどはっきりしないという表情。
レネ 「あなたね! 私、あなたを知ってるわ」
Synne「おでこを見せたらわかるかしら」
レネ「Synneよね!前にあってるわよ。そうよ!!カンバックおめでとう、Synne」
Synne「ありがとう」
ものすごい喜びよう。この様子はテレビCMでも使われていたようで、Synne本人がインスタにあげています。
他に振り返ったのはマーティンとヨセフ。モートンは気にはなっていたようですが振り返りませんでした。もしかしたら気がついていたのかも。モートンが選んだのは3人。先ほどのHenrik意外には、二人になります。ちなみに、Synneのメンターは現在公開されているノックアウト戦の動画を見る限り、ヨセフのように見えます。
モートンは最後に振り返って驚かすのが好き?
さて、次はモートンが振り返った二人目、Christineです。
Christineでも、モートンは最後の最後に振り返ってます。今回はヨセフと同時。ヨセフが「ボタン押そうと思ったんだけど、ちょっと遅くなっちゃって」的なことを言っているのを補足して、「彼はずっとそうしたかったのさ、でもチョコレートが脳に命令するから(時間がかかった)」と指摘、「え、チョコレート?チョコレートなの」とヨセフ。まともに彼女の評価をしたのは最初のマーティンだけ。選んだ二人がふざけ合うという中で選ぶことになりました。「選ぶのは難しいわ」というのはごもっとも。彼女はインスタがあって、こちら。
https://www.instagram.com/christineekebergmusic/
これによると、既にアーティスト兼ソングライターとしてやっているようです。この番組、ちょいちょい本物の歌手出ますよね…。個人的には、モートンの「チョコレート」がツボりました。現時点では、どちらを選んだか不明です。
モートンが選んだ三人目はRebecca。
今回唯一の4人とも振り返っているパターンです。レネが真っ先に、続いてマーティン。最後に、Christineのとき同様、モートンとヨセフが振り返りました。4人とも大絶賛。しかし、レネとマーティンは兎も角、ヨセフとモートンはそんな絶賛するなら、なぜとっとと振り向かないのか。やはり上限設定に近づいてるからでしょうか。モートンは「とてもよかった、声も曲もよかった。上手だったよ」とベタぼめ。ただ、Henrikの時のような情熱は感じません。Henrikのことはどちらかというと育てたいのかなーというイメージですね。
今回、モートンの見所の一つは、最後に振り返るときの笑顔です。なんか「してやったり感」(特に他に選んでる人がいないときの)は良いですね。ちょっといたずらっこみたい。
さて、それ以外の勝ち進んだメンバーと気になるメンバーですが、副題にモートンの名前が入っているJanosはモートンの好きそうな甘いハイトーンなのでてっきりモートンチームで勝ち進んだのかと思いきや、次回戦進出ならずでした。結構褒められてはいましたが、レネが言う「曲を通してどの部分も同じ温度だった」のが敗因かもしれません。Sebastian Lingjærde Ferrazはマーティンとヨセフが振り返ったのですが、有名人の息子だそうです。検索してはみたのですが、よくわかりませんでした。Tonjeはマーティンだけが振り返ったのでマーティンチームですね。