モートン『彼らに足りないのは僕だけだ、だから自分からは連絡を取らないことにした』

昨日あれだけ更新した(13連続更新)ので、もうネタはないだろうと思ったんですが、まだありました。
先日、モートンが、The Voiceの他のメンバー(マーティン、レネ)を「Senkveld」(直訳:夜遅く)に出たのですが、その番組の中で放送されなかった部分が
番組fbページでシェアされてました。

ポールとマグネの演奏を初めてみたときのことです。

youtubeにアップしてくれた人もいるので、そちらも載せておきます。

「僕はかなり混乱した。あまりにも良いものがそこにあったから。」

ーそれがあの二人?

「それが”僕たち”だったんだ。あの二人にかけているのは僕だけだと思った。」

(会場笑い)
ーそれには賛成だけど

「だからそうした、僕には(僕が加わることで)どう聞こえるようになるか解らなかった、当然薄まってしまう部分もあるから。そう僕は理解した。でも、そんな感じに、とてもとても力強かったから。だから、僕がまずしたことは『彼らに連絡を取らない』ことだった」

ートリックを使った?

「そうだね。もし、僕が売り込みに行けば、僕は彼らにとって他のものと同じになってしまう。だから売り込みにいけなかった。
 僕は、彼らから発見されるべきだったんだ。」

ーえ、ええ?じゃあ、どうやって上手くいくんだよーーー(笑)

つまり、モートンは『The Bridges』をみて、「ここには僕の声が必要だ。僕の声によって力強さが薄まる可能性もあるけど、僕はここにいるべきだ。でも、自分から売り込んでしまっては、他の有象無象と同じにされかねない。だから、彼らから声をかけてくるようにしよう」としたわけですね。

そして、実際、彼らは一度二人でイギリスに行き、失敗して帰国。
成功にはモートンの声が必要だってことで、モートンに声をかけたと。

前後がわかりませんが、この彼らの曲を聴いたのがNM i Rockだとすると、その夜、マグネはモートンと一緒に帰宅し、マグネのお父さんの事故をモートンが目撃していたことが判明しているわけですよね。(マグネのインタビュー番組より)
うーん、なんか凄いぞ、モートン。

ビビビってきたってやつですね。やっぱりマグネとモートンはかなりの運命的な出会いだったのでは…。

マーティンは「僕はモートンに勝てる。彼は売り込みが下手だから」と言っていましたが、売り込み云々しなくても、必要な人との出会いは必然さ…というタイプなわけで、これは勝負を挑んでも暖簾に腕押しなのでは。

それにしても、モートンすごいわ、やっぱり。いろんな意味で。

 
 

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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