a-ha,新譜をリリース:ついに僕たちは同じ部屋にいられるようになったんだ(NRK)

遅くなりましたが、NRKに掲載されたプレスカンファレンスについて、訳しました。

https://www.nrk.no/kultur/a-ha-lanserer-nytt-album_-_-endelig-kunne-vi-vaere-i-samme-rom-1.13685593

a-ha 新譜をリリース ーついに、僕たちは同じ部屋にいられるようになった

ベルリン(NRK):『MTV Unplugged -Summer Solstice 』の収録は、a-haのアイデンティティの戦いでもあった。結果、バンドは、これまでより近しい関係になった、と彼らはNRKに伝えた。

a-haの『MTV Unplugged -Summer Solstice』のリリースにあたり、バンドは火曜、ベルリンのノルウェー大使館でプレスミーティングを開いた。
ドイツはいつも、a-haにとって重要なマーケットである。

「ベルリンは、僕たちのキャリアにおいてずっと、大事な場所だ。そして、僕たちのここ15年のレコード契約の場所でもある」マグネ・フルホルメンはNRKにそう話した。


アルバム発売:プレスカンファレンス前にサインするモートン・ハルケット
写真: Guri Norstrøm / NRK

素晴らしいものだった

10月6日アルバムとコンサートフィルムから成る『MTV Unplugged-Summer Solstice 』が発売され、それにつづいて2018 年1月23日をかわぎりに、アコースティックツアーがスタートする。

アルバムはその大部分を、新しくなった昔の曲が占めている。それはたとえば、他のアーティスト、Ingrid Helene Håvik, Ian McCulloch と Lissie によるものだ。

「このプロジェクトは本当に素晴らしいものだった、俺たちがついに同じ部屋にいられるようになったんだからね。コンピュータを使わずに曲を録音するのは、昔みたいだった」

「僕はみんなのためにこれをやったのではないんだ、自分の為にやらなかったら、、自分ががっかりする結果を生み出してしまうから」
ポールの「俺は、自分の銀行口座のためにやったんだけど」という冗談の前に、モートンはこう話した。
(この2行、現在NRKのサイトからは削除されています。モートンらしい良い言葉とポールのフォローだかなんだかわからん冗談の言い回しが好きなので掲載しておきます)

ずっとしたかった

『MTV Unplugged』は1989年にアーティストが曲をアコースティックで演奏することをコンセプトに始まった。かつては、ポール・マッカートニーやニルヴァーナ、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンも登場している。

a-haもまた、ずっとやりたいと思っていたのだった。

「これは、俺たちがずっとやりたいと思っていたことだったんだ、今までライブの中でやったことはあったけど、全部をアコースティックでやるのは初めてだ」
ワークター・サヴォイは、プレスカンファレンス後のNRKのインタビューでそう語った。

このアルバムのプロデューサーであるLars Horntvethは、Jaga Jazzist やSusanne Sundførで知られている。彼のおかげで、a-haは再び結束した。

「一緒に働いたLars Hornbethによる、僕らとは全く違った方向からの攻撃によって、以前のアイディアやアレンジが解きほぐされて、発展したんだ。
それは、内側に、冷たいシャワーを浴びせるかのようだった。だから、僕たちは彼のアイディアに立ち向かいながら、僕たち自身、そしてa-haとは何なのかということを
同時に内観しようとしなくてはならなかったんだ」と、ハルケットは言う。

また、彼は、その経験は挑戦的であり、かつエキサイティングなものだったという。

「少し驚くべきことに、僕が思うに、僕ら3人にとって、僕ら3人の共通点を増していくことになったんだ。僕らは、スタジオでは3人それぞれが、曲に対してどうすべきかということについて、対立をする。僕たちにとって期待していないアレンジに対して三人で向かうことになった、前言したように、そんな風にね。それは今までのどんなことよりも早く、長く、僕たちを結束させることになったんだ」

つまり…、3人でLars Horntvethに立ち向かったってことですね

「そう、僕たち3人がLarsに立ち向かうんだ、でも、それは結局のところ、全員にとっとても良い結果になったんだ」と笑顔で、グループに起きた出来事がとてもダイナミックだったと位置づけた。

「驚くほどよかったよ」 フルホルメンが追加した。

最後のプロジェクト?

このプロジェクトが君たち3人にとっての最後のプロジェクトになりますか?

「その質問はさ、80年代後半からずっと年単位でされてるよね。答えはいつも一緒さ:さあね、言えることはこれだけさ。わかるのは、年単位の一部のこと、そして僕らは今やっているってことだけだ。未来はいつでもエキサイティングだよ」

ハルケットが締めた。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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