『The Voice』:ノックアウトターン開始 モートン「僕は不可能な状況に立たされている」

前回までの、デュエット・デュエルターンが終わり、『The Voice』はノックアウトダーンにはいりました。
ここでも、「盗む」ボタンは有効のようです。
また、ここで勝つと既にチケット発売されているライブ対決に進めます。

今回はそのノックアウトターンの第一回でした。
今回は、チームモートンは、モートンチーム一番最初の加入者であるIngeborgと、前回レネから盗ったSynneとの対決でした。
また、元チーム・モートンで前回脱落したものの、ヨセフに盗られたJorunnも参加していました。

結果は以下の通り。ちょっと思うところがあり、元の情報に追加して、ブラインド・オーディション終了時のチームを名前の後ろにかっこでいれています。
Lはレネ、Yはヨセフ、Maはマーティン、Moがモートンです。背景がピンクなのが「次のライブ戦出場者」です。

Team Lene
Olaves Fiskum(L) Silje Kristin(L)
Agnes Stock(L) Henriette Linja(L)
Team Yosef
Andrea Santiago Stønjum(Y) Malin Joneid Ellefsen(L,⇒Ma)
Mirjam Johanne Omdal (Y) Jorunn Undheim(Mo)
Team Martin
Magnus Bokn (Ma) Tina Indrevær (Y)
Team Morten
Ingeborg Walther(Mo) Synne Helland (L)

どうでしょうか。レネのチームは2組ともブラインド・オーディションからのチーム・レネ組対決でしたが、ヨセフ、マーティン、モートンのチームでは悉く、
新規に加わった方が負けてます。

初回のブラインド・オーディションで「最後に振り向くなんてずるいぞ、モートン」といい、前回のデュエットターンでモートンの選外になったのを「取り返す」勢いでヨセフにゲットされたJorunnも、今回は選外に。

同様に、チーム・レネからヨセフがゲットしたマーリンも脱落、ただし、彼女はチーム・マーティンに移動になったのでセーフ。
前回、チーム・ヨセフのデュエットで脱落して、ドラマチックに両腕を広げて迎えに来たマーティンに自らボタンを押させられたTinaも落選。
そして、モートンのチームも、レネからゲットしたSynneが脱落という結果になりました。

チームが変更になって生き延びるのは、それはそれでラッキーなものの、途中から加わるということは「前回はその審査員に選ばれていない」もしくは「前回はその審査員を選んでいない」わけですよね。
そういう意味では、審査員との「相性」も、「生え抜き」のほうが良い可能性が高いですし、「どっちも最高」の場合は「生え抜き」のほうが選ばれやすいのではないかとちょっと思いました。

Jorunnなど、終わった瞬間にヨセフは「パーフェクト」と言っているのに選外です。勿論、みんながみんな、レベル高すぎなのですが。
記事によると、Mirjam Johanne Omdal と、Jorunnの対決終了後、審査員のレネは「ああ、もう、二人とも良すぎるのよ!」と言ったそうです。
そして、モートンもIngeborg(インゲボルグ)とSynne(シンネ)の対決では、インゲボルグを選ぶ前に、「僕は、不可能な状況に立たされてる…」と言ったとのこと。
モートンは自身もノルウェー語のアルバムを出していることから、エリアスを選んだ時も、ノルウェー語で歌っていることを高く評価していました。
今回はシンネはノルウェー語の曲を持ってきていますから、戦略としては良いと思います。

ただ、曲のパワーが足りなかった気がしないでもないです。専門家じゃないから解らないけど、これまでモートンのソロやa-haのアルバムのレビュをみてると
日本人の好きそうなバラード(甘い声・高い声)は、あまり評価がよろしくないことが多いですし、去年のトミーネの「Stjernekamp(スター対抗歌合戦)」でも
バラード系よりもパワフルな曲のほうが、評価が高かったです。
シンネは、どちらかというとそういった「繊細な曲」が得意なのでしょうけれど(初回ブラインドオーディションも含め)、インゲボルグはその都度、曲を自分のものにしている感じがします。多ジャンル対応OK的な。

それにしても、インゲボルグ18歳、シンネ17歳……。二人とも若いのに、ホント凄いわ。これからどんどん伸びていく気がします。

今回、印象に残ったのは、このシーンでした。
インゲボルグのうまさに思わずモートンを見るレネ。

顔を見合わせた後、満面の笑み(ドヤ!)な状況のモートン。

「不可能な状況」といっても、これだけの笑顔を見せていたということは、ある意味、インゲボルグがモートンの琴線により触れていたということなのでしょう。

個人的には、インゲボルグには優勝して欲しいです。Dinaもだけど。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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