a-ha 再結成インタビュー(2) 

a-ha再結成インタビュー(1)の続き。
a-ha再結成インタビュー(2)で、マグネのパートです。
なお、このインタビューアーは、先日、Sondre Lerche氏とa-haについてのトークイベントを行ったJan Omdahl氏です。(1)にも後ほど追記しておきます。
他のインタビューと比べて、エッセイのような書き方をする人ですね…。
Jan Omdahl氏が関わっている他の記事はこちらになります。
元記事:http://www.dagbladet.no/2015/03/18/magasinet/pluss/reportasjen/hovedsaken/aha/38277637/

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驚き:マグネ・フルホルメンはエジンバラで、『Peeling a Glass Onion』の展示会のオープニングにいる。
彼は、a-haの再結成はABBAの再結成よりもあり得ないと言っていたらしい。しかし、初めて再結成の決定がくだされたとき、a-haに新たな物作りのエネルギーが残っていたということに驚いたのは、ほかならぬマグネ自身だったのだ。


a-ha、うん?素晴らしいよね、今まさに僕は頭の中で『Take On Me』の曲を口ずさんでいるよ

エジンバラのタクシー運転手は、私が画家でありa-haのメンバーであるマグネ・フルホルメンに会いに行くところだと語ると熱心に話した。織物工への宿泊提供所としても知られるDovecot Galleryでのマグネの展示『Peeling a Glass Onion』のオープニングに行く途中だったのだ。
Dovecotの織物工の二人は、マグネがヘニー・オンスタド芸術センターで1995年に行ったデビュー展示『Kutt』の木版画のうち一つからインスピレーションを得て、織物にしている。
加えて、彼はホールの二部屋に陶器、絵、版画そして音楽を展示しているのだ。
妻のハイジとは高校時代から一緒で、スコットランドに行くときは息子のトーマス(24歳)やフィリップ(21歳)も同行した。

エジンバラの展示会あとは自宅に戻り、ノルウェー最大の陶器の像の公園に参加するための仕事をつづけることになる。公園には他にも、マグネの特長でもある文字を刻印した彫刻も展示する予定だ。

日記

「日記を書く方法としては大変なんだけど、でも、僕にとっては大事なんだ」マグネは、スマートフォンに入っている多くの作品を見せながら話す。

画家として他の人が考えつかないような側面を見せるのは、a-haのメンバーとしての役割なのか。

「(芸術家としての活動はa-haの活動と)繋がっているんだ。でも、a-haとは別の道といってもいいかな。もし、他の人がやらないような側面をもっていなかったら、a-haは大成しなかっただろう。

僕が芸術家として活動をしはじめたとき、僕は国際的にミュージシャンとしてしられていた。これは、僕にとって制限と自由の健康的な組み合わせだった。」

この晩は、彼のその両方の側面が垣間見えた。
ギャラリーの外では、陽気なスコットランド人がMoods of Norwayのパーカーをきてマグネのサインを貰うべく出待ちをしていた。また、オープニングではマグネを崇拝する女性グループと、エジンバラの芸術エリートのグループが混在していた。

多くの人がヨーロッパの様々な場所から飛行機で駆け付け、マグネの周りはカメラやスマートフォンがせわしく動き回っていた。今日の主人公でもある彼は、会場を埋め尽くす芸術関係者と話したいのは明らかではあったが、この状況を受け入れていた。
その日の早いうちに、私たちは再結成に関する彼の考えについて言葉を交わした。

飯の種でなく

マグネが、自分が望まれていないと感じる物作りのグループにはいられない、ただの飯の種となってしまったa-haには意味がないと発言してから、4年少ししか経っていない

「僕は、a-haは過ぎ去った人生の章に過ぎないと思い、そう願っていた。
でも、気持ちは変わってもいい。僕は終わったと言った、でも、それは過ちだった
君は頭の中にいるモンスターをハンマーで倒すことは出来る。でも、そいつは立ち上がって、もういちど君を飲み込むんだ。モートンとポールがもう一度やりたいと話はじめたとき、僕は3つの可能性があったんだ。一つは頭から否定すること、もうひとつは、僕抜きでやってもらうこと。そして、僕も一緒にやること。真っ向からひていするのは違うとかんじたから、僕は自分自身に問いかけたんだ。ぼくにとって何が心地良いのかってさ。」
「他の奴が馬鹿やってるのを見てるのと、一緒に馬鹿をやるのとどっちが心地良いか。答えは明確だ。一緒に馬鹿やるのが一番だってね!」

マグネが「Rock in Rio」の申し出を受けたとき、モートンとポールは既に一緒に曲を作っていた。

「『Rock in Rio』に参加するのは、きっと面白いよね。僕はRioの舞台に立つのは特別楽しみにしてるわけじゃないんだけど、やり終えたときのことを考えると楽しみなんだ。Rioは一つの歴史的なお祝いだ。Rioと僕ら両方のね。
Rioだけでの再結成も楽しいと思ったけど、(それ以降も続けると)決めてからは、全身全霊をかけてきたんだ。

突然、僕はモートンの事を考えながら曲を書き始めたんだ。『もし、僕が<2015年のa-ha>に所属してたら?』と考えるのは、面白いよ。まさか自分が、そんなことをもう一度考えるようになるとは思ってもみなかったけど

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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