VG:a-ha, 7年ぶりの新曲と報道、公式:ミュージックフィルムとアルバムの来年秋のリリースを告知

a-haが来年、『True North』というノルウェーの自然をテーマにした映画で新曲を発表すると、VGが伝えています。(元ネタ:https://www.vg.no/rampelys/musikk/i/ALE5bM/ny-musikk-fra-a-ha-foerste-paa-syv-aar

諦めない:マグネ・フルホルメン、モートン・ハルケットとポール・ワークター=サヴォイは、来年公開予定のフィルムミュージックプロジェクト『True North』に12曲提供すると、環境問題への強い貢献について告白した

a-ha 7年ぶりの新曲

ノルウェー最大のレジェンドポップバンドは来年、2015年の『Cast In Steel』から7年ぶりに12篇の新曲をお披露目する

著:Stein Østbø

『True North』という名前のミュージックフィルムのプロジェクトは、a-haとBodø 2024 European Capital of Culture,、Svømmehallen SceneParkenfestivalen 、そしてa-haと一緒に全曲演奏する Arktisk Filharmoni との協働プロジェクトだ。

映画は11月に Bodø で撮影されるが、音楽と映画は来年まで見たり聞いたりすることはできない。

「«True North» は、a-haの彼方北からのトラベルレターで、この映画のために新曲だけのライブコンサートがある。これは、僕らからの海と北ノルウェーの自然に対する僕らからのメランコリックな賛辞だ」と、マグネ・フルホルメンはVGに語った。

彼は、海と自然との関係が、a-haの音楽的な結びつきだけでなく、ノルウェ人としての根幹である魂と文化に深く関わっていることを重視していると言う。

「プロジェクトの目的は、a-haの音楽と共に海を背景の中心においたノルウェーの壮大な自然、音楽的要素からインスピレーションの源泉と一種の詩的なものを全体的、映画的に体験するものを作ることなんだ。」

3人の言葉は環境的な意識のみに限らない。特にマグネとモートンはそれぞれ、キャリアを通してずっと環境問題に関心をもっていたとはいえ、『True North』がa-haにとって、最大の環境問題に貢献するプロジェクトになるに違いない。

「モートンと僕は出会ってからずっとこのこと(環境問題)に関心を持ってきた。そしてその過程で様々な形で、控えめにではあるけど巻き込まれてきたんだ。僕らはこのプロジェクトが海と北ノルウェーの自然への賛辞になると共に、僕ら世代の怠惰な行動の欠如によることの恥ずべき状況報告になるべきだと願っている」

「海は、ノルウェーの発展の基盤となったものだろ、はじめに漁業、後に油田と。これらが作った福祉と次の世代のために重要である自然資源の枯渇という二つの側面は、美術の加工や熟考においても非情に強いテーマなんだ」と、彼は主張する。

プロセス:曲は自然に浮かんできた。マグネ・フルホルメンはa-haの新曲のうち自分担当分についてそう述べた 写真:VG Scanpix

フルホルメンは、今年の2月彼がLofotenで体験した写真を見せてくれた。

「僕たちはそこで、引き潮の仲に浮かんでいる死んだ鯨を見つけたんだ。鯨は網をまるごと飲み込んでいて、それを自然な方法で外に出そうとしてたんだけど…、もちろん、できなかったんだ。これは、僕らが作り出した思慮のなさが招いた忘れられない、悲しい絵面だ。僕たちがあたり前に受けている恩恵と、その影で優雅にふみつけにしている問題のジレンマだ」

フルホルメンは、この『True North』プロジェクトの曲をパンデミックで、次の秋または2023年へと延期になっているワールドツアーで演奏したいと願っている。

新曲は、彼の場合はごく自然に、時間によるプレッシャーなしに生まれ、すぐにはっきりとした姿になったと彼は言います。

「僕の作った部分は、コロナパンデミック下の隔離生活で書いたんだ。 これは、僕の経験と、大きな変化と多くの人にとっての悲劇的な結果についての僕の考えが反映されてるんだ。ほんの少しだけよかったことは、僕たちにとって何が重要で、何がなくても問題なかったのかを思い出させることができたことかもしれない」

– パンデミックはあなたの曲作りにどのような影響を与えたのでしょうか。

「僕は、慰めて気持ちをあげることを願って曲を作ろうとし続けてることに気がついたよ。 僕は僕たちの曲を使うのに、将来に対する心配と希望を取り込む芸術作品ほど良いものはないと思ったんだ」


さて、このニュースを読んで「ライブ?」、「アルバムは?」と思っていたところ、公式からのメールとツイートが飛び込んできました。

素晴らしい。公式の詳しい日本語訳は後ほど、a-ha holic に掲載予定です。掲載されたら、こちらからも個別記事にリンクしようと思います。冒頭のこの映画のライブコンサートというのも気になるところですね。(そしてマグネが見つけた鯨は本当かわいそう。Looking for the whalesは初めて3人で作った曲だとモートンが紹介していたこともあるし、鯨とa-haは縁が深いですよね)
そして、少し前に「spillefilm」とHarald Wiikが言っていたのは、これの可能性が高いですね。
ところで、『True North』、今検索すると出てくるのは北朝鮮について扱っている映画のみになりますので、ご注意ください。

追記:a-ha holicに公式ニュースの翻訳が掲載されました。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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