ざっくりとした感想はすでにアメブロに投稿していますが、アメブロはノルウェー語レッスンで添削してもらうこと前提のもので、あまり量も多く書けないので、こちらでしっかり感想を書きたいと思います。
1曲目でタイトル曲の『Cast In Steel』は、既に歌詞ビデオが作られていますし、『Under The Makeup』は先行シングルとしてリリースされていて既におなじみではるのですが、どちらもa-haらしくて「復活」の幕開けにはぴったりだったと思います。
そして3曲目『The Wake』4曲目『Forest Fire』へと続くわけですが、ここまでの流れがとてもキラキラしていて、アルバム『Stay on these roads』を聞いたときのことを思い出しました。
アルバム全体がキラキラしててワクワクするのと、綺麗な旋律と両方兼ね備えている感じ。
それこそ、a-haなんですが。
『The Wake』はイギリスでシングルリリースされるわけですが、何より嬉しいのはモートン曲がシングルになるということです。
今までもモートンが関わった曲がシングルになったことはありますが、マグネもポールも絡んでないのがシングルになるのは初めてではないでしょうか。
かつて、「なんで君は曲を書かないの?」と訊かれていた時代を思い出し、遂に!という思いでいっぱいになりました。
勿論、ソロではモートンが書いた曲がリリースされているわけですが、a-haの中でというところに意味を感じました。
再結成のインタビューでは、モートンの立ち位置がより制作側になるようなことを言われていた覚えがありますが、それが実感できる曲です。
この歌詞、どんなシチュエーションなんだろうと色々考えてしまいますが、想像するのは二人きりの船の上で、モートンの肩に頭を乗せる女性。言葉はなくて、ただ、空の変化だけが時がすぎていくのを見せているような。
日が沈んでいき、満天の星空の中をただ、二人を乗せた船がゆっくり進んでいくような。
日本語版は出る予定はないでしょうけど、もし、これが日本版で歌詞がついたら、どんな歌詞になるんだろうと、とっても気になります。
それと、歌詞を追って気づいたんですが、私は『Time goes by』のような、時が過ぎていく感じのフレーズがどうやら好きみたいです。『your head on my shoulder, close your eyes』のところもかなり萌えましたが。
『Forest Fire』は、マグネとモートンとPeter Kvint。この組み合わせは初めてですが、いいですね。
『Bandstand』のように、ライブのオープニングに似合いそうな曲です。
ものすごくキラキラしていて、聞いていてワクワクします。
ライブで聞きたいですね。
『Object In The Mirror』『Mythomania』はマグネらしい曲で、私はやっぱりマグネの曲はかなり好きなほうだな、と実感しました。
マグネの曲といえば、モートンのソロ(アルバム『Letter From Egypt』)に提供された曲もありますよね
曲調は違うのですが、私はこの曲を思い出しました。
話はそれますが、このアルバム(Letter From Egypt)、私がa-haから離れていた時期にリリースされまして、まさにこのアルバムがきっかけで戻ってきたというアルバムでもあります。
(モートンのソロだけ見守ろうと思ったら、Foot Of The Mountainに嵌まってしまった)
『Living at the end of the world』は、タイトルだけをみて、『There is a place』をイメージしていましたが、同じようにとても綺麗な曲でした。まるで映画のように、曲のイメージが頭に広がっていく曲だと思いました。
もし、自分が宝塚の脚本家(演出家?)だったら、デュエットダンスにこの曲を使うだろうなーと。
フィギュアスケートでも、誰か使ってくれるんじゃなかと秘かに期待していたりします。
綺麗と言えば『Shadow Endeavours』も、モートンの声がとても綺麗に聞こえて好きです。
ポールの曲は、今回も「温泉効果」でしたね。聞けば聞くほど、しっくりきて、いつの間にかガッツリ・どっぷり捕まれているという感じです。
『She’s humming a tune』と『Door Ajar』は私にとって、その最たるものでした。
『Giving up the Ghost』と『Goodbye Thompson』は少し暗く感じましたが、最後のほうの曲が暗いのはa-haのパターンの一つな気がして、どことなく暗い曲が2曲続けて終わることすら、「ああ、復活したんだな」と実感しました。