少し前の記事になりますが、「救世軍のためのトリビュート ”天国への門”」発売から20年が経ったことが記事になっていました。2000年に発売されたこのアルバムは、昨年20周年を迎え2000枚を売り上げ、トータルの売り上げが16万枚になったそうです。

まずは前提から。

– 「救世軍とDagbladetは、1年ほど前からオスロのEgertorgetのどこで、有名なアーティストとクリスマスコンサートを行う企画を立てていました」当時のマーケティングマネージャーのJan Størksenは語った。この良きコラボからインスピレーションを受けて、彼は、Dagbladet誌のジャーナリスト、Anders Grønneberg 、救世軍のマーケティングコンサルタントの Richard Auneは、レコード会社のEMIとコンタクトを取り、アルバムリリースの可能性について考えた。「彼らは、ぜひやりたいとのことで、レコードからの収入は私たちの、薬物依存症防止のための活動に使われることになりました。救世軍と、Dagbladet,レコード会社のEMIの、それぞれ幅広く分野tの違う関係者が、誰もが要求しえなかったこと、しかし、何か大事なことに対し、共に立ち上がろうという思いで共鳴できるというのは、素晴らしい考えでした」

コンセプトは、様々なアーティストに救世軍のソングブックからよく知られたヒット曲について、それぞれの独自の音楽的解釈で歌ってもらうということでした。最終的なリストには、deLillos, Bertine Zetlitz, Espen Lind, D.D.Eその他大勢の人の名を連ねていました。全員、無料で奉仕してくれていたのです。

さて、モートンはというと…、このインタビューを受けているJan Størksenはこう語っています。

何人かのアーティストは、このレコードに参加するにあたって、これ以上ないことをしてくれました。私が覚えてるのは、たとえば、モートン・ハルケットが、マネジメントからの特別な後押しなしに、ただ、「Han er min sang og min glede」を歌うためだけに、ドイツから来てくれたことです。

※上記では後押しなしにと書きましたが、実際には「奉仕の気持ち」という単語でした。要するに、「そういうことなら、ぜひ参加して」というような後押しなく、参加したということのようです。


これとは別に、モートンは1994年にリリースされていた、別のキリスト教のアルバムにも参加していました。

高校時代、モートンが「これまで聖書を1000回は読んだことがある」というようなことを言っていて、それを見て自分でも仏教聖典を1000回読もうとしたことがあります(笑)。仏教校だったので。でも、無理でした。自分は六年間仏教校にいたので、お経とか何度も読んでいて、だからこそ何かの折に頭に浮かぶことはあるんですが、モートンのそれは自分の経験なんかとは比べものにならないくらい、自分の一部として存在しているのだと、先ほどの記事(ハルケット家のリビングで『Hunting High and Low』を聞いたときのこと)と、この記事、そしてもう一つのアルバムを知って思いました。自分にとって大事なことだからこそ、マネージャーの許可がどうとかではなく、ドイツから飛んで来たのでしょう。改めてモートンを尊敬します。

投稿者

Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。