実は、アラン・ウオーカーの記事の前にこちらを出す予定だったのですが、モートンの娘、トミーネ・ハルケットが、6月25日に新曲をリリースしました。公式かどうかの言及はないのですが、yotubeにはTomoine Harketというチャンネルが出来、新曲と新曲についてのUnge Ferrariとのトークが掲載されています。
トークのほうは、英語字幕がついているので、ノルウェー語が解らなくても楽しめます。
https://www.youtube.com/channel/UCqAyJhEBK5zc17Fuy43sv5Q
また、こちらがVG-listaで新曲を披露した時のライブ映像です。
VGTV
https://www.vgtv.no/video/161535/vg-lista-tromsoe-tomine-harket-breathing-better
トミーネの声は、モートンとはまた違った声質ですけれど、低い音も高い音も使いこなせるところはさすがですね。
以下、インタビュー動画です。
https://www.facebook.com/NRKP3/videos/vg-lista-tomine-harket/10156458017940996/
上記、VG-listaでのインタビューでは、以下の通り語っています
トミーネ「自分を愛する方法は、できることは、本当に沢山あるということにつて歌っているの。自分を愛するということとか、いろいろ」
インタビューア「実際、男性が関係を持つことについて、不安になることを扱ってるよね」
トミーネ「そうね、そういうことからも、インスピレーションは得てるかも」
インタビューア「君が”もうすぐ結婚するかもしれない”って話始めたときに、彼らは”いや、僕はそんなつもりはないよ”って」
トミーネ「言うのは男性じゃないかも? ああ、あなたは全部台無しにしちゃったわ
あなたがあまりに的外れなことばかり言うから、私は自分の曲が何を扱っているか誤解しているわ」
トミーネ「焦っている男の子がいっぱいいるわ、子供がほしいとか、結婚したいとか、その他諸々をすぐしたいとか。だから、発情するだけなのよ」
インタビューア「ここにトミーネがいる、私が言おうとすること、言おうとしてることはただ…」
トミーネ「駄目。私が言ってるのはそうじゃない、私は全てちゃんとしてるわよ」
インタビューア「男性に対して、何か一番いいアドバイスをどうぞ」
トミーネ「ないわ、女の子に対してよ」
インタビューア「なんてこったい」
インタビューア「そういう男の子のことを経験している女性に対しては?」
トミーネ「リラックスして横になったらいいのよ。”神様、私は彼女と一緒にいたいんです”って言うように。リラックスして、私はそんなにピリピリしてないわって。
言えることはそれくらい」
インタビューア「うーん、全然理解できない。リラックスするのは男の子?」
トミーネ「いいえ、そう」
インタビューア「わかった!」
トミーネ「全然、わかってないわよ」
インタビューア「ある面、いちゃいちゃしようと思ったら、リラックスしすぎては駄目でしょう」
トミーネ「そうじゃないのよ、何もすることなんてないのよ」
インタビューア「僕、同性愛者なんですけど、言ってることさっぱりわかりません」
トミーネ「説明が悪いのよね、つまり…… 畜生、説明するの難しすぎ
でも、今説明したのが一番いいと思うの」
インタビューア「じゃ、君のこと連れてくね」
トミーネ「はぁ?」
相変わらず、的を外したインタビューだ…。
歌詞も読んだんですけどね、恐らくインタビューアは「自分でしたほうが、あなたがしてくれるより、もっと激しく/気持ち良く愛せる」という部分について、必要以上に囚われてる気がします。
トミーネの答え部分だけ読むと、相手が男の子だからといって、感じてるふりをしないといけないとか、あるいは気持ち良くさせてあげないといけないとか。
逆に自分が男だからといって、必ずしも女の子を完璧に気持ち良くできるわけではないということ。
そういうのは、さておいて、ただリラックスして相手の温もりを感じ合うようなことなのではないかと。
「彼女と一緒にいたいと感じるように」というのは、(とりようによっては)レスビアン的な部分もあるかもしれないけれど、行為をするとしても、「性別を気にするようにではなく、一人の人間として」ということを言いたかったのではないかと。
まあ、人それぞれだからあまり言及できるものでもないですが、好きな人とただ一緒に眠るだけでも幸せって感じたりするじゃないですか。
無理に刺激を求めなくても。勿論、なくていいとかではなくて。そういったコミュニケーションもあってもいいけど、ただ傍にいるもあってもよくて、行為の時だって、刺激に囚われなくてもいいと。トミーネのいう「焦っている男の子たち」というのは、必要以上に「手順に絡め取られている男の子達」で、この歌は「それに付き合わされる女の子達」に、別に付き合わなくてもいいのよ、と歌っていると考えると、インタビューで話してる内容は、全然不思議じゃないと思うのです。