昨年、勉強がてら途中まで訳したものの、放置していたので見直しました。
最後までは訳していません。所謂「哲学的な考え方」と、この間のインタビューでも言われていた部分のみです。
続きは落ち着いてからになると思います。
http://www.dagbladet.no/magasinet/2008/05/03/534050.html
次のエントリで、私なりに説明したいと思います。
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歩くスピリット
モートン・ハルケット(48歳)を理解するには、まず本当の彼は存在していないことを理解しなくてはいけない
―質問:形あるものの質量は存在する?
この存在に関する質問を投げるには、早すぎる時間だったかもしれない。
そんな感じだった。モートンはくだらないおしゃべりにこれ以上我慢できないようだった。
―この浅皿は存在する?十中八九、僕らが思うようにではないだろうね。
―でも、私たちは(存在を)知ってるでしょ?
―じゃあ、僕が質問するよ:ドナルドダックは存在する?「いいえ」と答える人もいるだろうね、だけど、君は彼の彼女が誰か知ってるでしょ?ドナルドは君の意識下に存在する。
この浅皿もそう、僕と君の意識下に存在する。
だけど、物質がそれはそれとして、個別ににどうやって存在しているかっていうことを証明するのは難しいよ
―つまりどういうことなの?
―精神的な見方かな?世界は多分、精神的な一つの見方にしかすぎないんだ
―精神?
―世界は表面上は、無から想像された。宇宙の外には何もなかった、中にだけ存在したんだ。
僕らの生きる泡の世界は、何も存在しない、無から生まれたんだ
この場合、無は何よりも大きいように見える
初めてこの考えが公表されたのは、トロンドハイムでの記者会見だった
レポーターが遮って質問するまでの間、長い沈黙が続いた
-だけど、RBKはどうなの?Rosenborgは好き?(※RBK=フットボールチーム、Rosenborg=城の名前)
新聞はトップで、モートンは全てがわらだったと言ったと報じた
―なんにしたって、ここ・家では、誠実な議論をする場ではないよ
―議論したいの?
―議論となるのは、我々が現実という概念について何をベースにしているかという
ことだ。存在しているものの、何をみたいの?
そんなことを言っているから、「霧の(国の)王子様」といった類のあだ名をつけられるのだ。
―寧ろ霧の王子様よりもいい役なんてないからね。
僕にとっては最高級の地位だよ
―酷い目にあっても?
―酷い目になんて合わないよ。この効果的な方法で、僕を捕まえることなんてできやしないんだから。
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