ノルウェーの新聞、aftenpostenが有料記事でGiskeでのa-haのインタビューを掲載しました。
(aftenpostenはエンタメ系新聞ではなく、社会派の新聞ですが、a-haおよびモートン関係ではおいしい記事を載せてくれることが割とあります)

木曜の夜遅く、オーレスン郊外の島Giskeは興奮に湧いた。汗びっしょりのポールとモートン、マグネはステージに立ち、にっこりと笑っている。
その目の前には、a-haの曲の新しいアコースティックな装いにおとなしく耳を傾ける観客がいる。
外が真っ暗になり、強い風が吹き荒れる中、落ち着きのある『Take On Me』でコンサートは終わった。
雰囲気はとても良く、a-haの3人はこの曲を今までにかつてない形に発展させることができた。一体何が起きたのだろうか。

このような見出しで始まる記事ですが、記事では今回のプロデューサでアレンジもしている、Jagga JazzistのLars Horntvethが「3人の共通の敵」となることで、彼らが一体感を得たのだとしています。
彼はポールの勧めでアレンジに参加したものの、当初はほとんど手を入れることはできないだろうと踏んでいたようです。

しかし、実際は

「彼らは、1987年以来そんなに濃密にやってなかったと言っていたけど、僕は良い予兆だと思ったんだ」
「彼らと一緒に働くことは、とても楽しく・面白く・そして、フラストレーションが溜まったよ。何度か激昂したし、それは彼らも同じだけどね。
彼らは僕みたいな頑固なやつのやり方にはそう慣れてなかったみたいだし。でも、これ(ぶつかり合い)は、至極健康的だったと思うよ。
彼らもこうしたやりとりが好きなんだと思う、たとえ僕が嫌われることになったとしてもね」

また、それは戦いかという問いには「白熱した議論だよ」

というほど、かなりの「言い合い」を経て、曲をアレンジしまくった?ようです。

モートンは、a-haの3人が同時に「なんでバンドを一緒にやってたのか」と理解した瞬間について、こう述べています。

「それは、ほとんど感動ものだったよ。僕らは共通の敵Larsに向かう中で非常に奇妙な形で、同時に理解したんだ。僕らは突然”一つのバンド”になって、そして、なぜ自分たちが一緒にやってるのかを突如、理解したんだ。それは今までに経験したことのないレベルでの”同意”だった。僕らは今まで、全く意見の一致をみなかったけど…まあ、それは少し冗談も入ってるけど…、今は違う。それは、ほとんど感動的といっていいことだったんだ」

このことについて、ポールは

「それは、とてもとてもOKだったんだ。それは、かつての俺たちのようだった。徐々に違う土地に引っ越したりする中で、起こる可能性のあったことがすべて起きて、それで…」
ポールは言葉を止め、彼らのかつての「緊張感」について繰り返すことはしなかった。喧嘩と解散について。このあたりの歴史は秋に出版されるバイオグラフィーで明らかになる。
「同じ部屋に座って、素早くアイディアをテストしうのが最高に楽しかったんだ。僕らの間が、君にもよくわかると思う。外部からの要素を取り入れたことで、再び僕らは自分達にとって何が正しいのかを理解し、何がダメで何が不足してたかを理解したんだ」

(それはつまり、これからもずっとa-haとして活動していくということですか)

「そうではない。俺たちはそれぞれが惑星のように互いの周りを巡っている。今はそれが「軌道にのった」状態なんだ。俺は、俺たちが一緒にやっててこんなにすんなりとうまくいったのがいつだったのか思い出せないくらいだ」
「音楽的な意見の違いは、物事をよくするチャレンジになる。だから決して問題であるわけではない。たとえば君が、ビジネスとストレスと可能性をまぜこぜにしたら、それは気分的にあまりよくなくて、かつ難しいものになって、物事は少しばかり狂った方向に動く。でも、今は俺たちは良い場所にいるんだ」

マグネも今回の経験について、こう語ってます。

「80年代、スタジオに住んでクールなものを探しもとめていた時のことを思い出したよ。押しのけるメンバーもいれば、再度抱え込むメンバーもいる。自分だけで考え込むメンバーもいる。a-haにとっては3人の頭脳が揃うことが大事で、でも、今回は信じられないくらい良い関係で、創造的な取引ができた。もう、僕らが何年もできてなかったような」

(それは驚きの体験でしたか?)

「思いもかけずね。重苦しい共同生活が、良い雰囲気になったんだ。へへっ。でも、一緒に音楽をやって楽しい生活だった。(思わぬ体験に)鳥肌が立った。それで、a-haは調和したんだ。」

おお、良かったですねー。80年代みたいな感じだったというのは、前回のアルバムのときにポールがモートンとのやりとりをしてa-ha復活させるときに言っていた気がします。今回は、Larsのおかげで3人が再び、立ち位置を確認できたという感じでしょうか。

同記事で触れられてるMTVの企画やTake On Me、そして今回のチケットの高額っぷりについては別記事で。

ところで、この記事によると、a-haのリハーサルしているホールの外の壁には『Peace,Love&Understanding』という看板があるそうです。

(追記)写真ありました。これのことですね。上記、PeaceとLoveの順が間違っていたので修正しました。

まるで、この状況を予期していたかのようですね。
そしてLarsは大人ですね、仕事するにあたって「自分が嫌われたとしても、良いものができれば良い」というのは考え方としてはわかりますが、
実践するのは難しいところだと思うので、ちょっと尊敬します。
なんにせよ、3人が再び「同じ軌道」に乗ってくれて良かったです。

投稿者

Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。