Hunting High and Low Liveは二部構成

来年は、来日も叶ったa-haですが、そのツアーが二部構成であることが、VGの記事でわかりました。また、このツアーの集客規模は50万人になるだろうとのこと。以下、VGの記事訳です。

元記事:https://www.vg.no/rampelys/musikk/i/wP5bzG/a-ha-paa-sin-stoerste-verdensturne-noensinne


a-ha、これまでで最大規模のワールドツアー

来年にかけて、世界で50万人を動員するツアーを予定

(著: Stein Østbø )

ヨーロッパとアメリカ。南アフリカと日本。ロシアとドバイ。オーストラリアとニュージーランド。VGはその後、南米についても2020年にかけてのツアーで計画されていることを知った。
そして、勿論、ノルウェーも。2月1日のボードーが最初となる。
『Hunting High and Low』のリリースから35年経って、モートン・ハルケット、マグネ・フルホルメン、ポール・ワークター(管理人註:原文ではポール=サヴォイ・ワークターになっていたけど、逆だそうです。指摘されました。日本では馴染みがないのでポール・ワークターにしておきます)は、『解散ツアー』から10年経っているがー、これまで以上にアクティブだ。

名前の知られている『Hunting High And Low Live』は、世界中で60回以上のコンサートが予定されている。
「私は、今回のツアーでは、合計しておおよそ50万人の集客になると見積もっている。60数カ所、5000人から15000人のキャパの会場で開催されるからね」a-haのマネージャーであるHarald WiikはVGにそう語った。

ノルウェーでは、来年2月1日のボードーをかわぎりに、次がトロンハイム、そしてワールドツアーの締めは2020年11月27日・28日にオスロ・スペクトラムで行われる。

別の大げさな言葉でいうなら、ノルウェーのa-ha祭日になるだろう。11月26日木曜日には、トーマス・ロブサームの『a-ha The Movie』がプレミア上映される。監督は、ノルウェー史上最大のポップスでの成功を、お祭り映画として考え、数年間3人について回った。

ーこれは、前回から10年経っての「解散ツアー」の第二部なんですか?
「これがサヨナラツアーではないことは、私にも解っているよ。2010年以降、このグローバルな需要は増すばかりだからね。だから責任を取るべきなんだよ。」(管理人註:需要の責任であって解散のではない)

そこに冗談はなかったここ数年のヨーロッパツアーは大成功を収め、彼らの旗印である永遠のヒット曲『Take On Me』も、来年35歳になるのだ。

「これまでの1000年における、4曲のうち1曲として『Take On Me』はYoutubeの再生回数がもうすぐ10億回になるんだ、Guns N’ Rosesの『November Rain』、Nirvanaの『Smells Like Teen Spirit』も、Queenの『Bohemian Rhapsody』もね」

Wiik曰く、日々の再生回数は48万回、また他のプラットフォームでは15億回ストリーミング再生されているという。

「これは、この曲がどれほど魅力的になったかということだ」と、Wiikはいう。『アメリカでもっとも見られた曲の1位』になったことのことだ。『Take On Me』は1985年にビルボードの1位に輝いた。

Harald Wiik曰く、この曲のカバーバージョンは数え切れないほどで、テレビシリーズや映画で使われた回数も同様だという。
この秋には、ドナルド・トランプが北朝鮮のトップ会談の後、マスコミへの会見の待ち時間にも使われている。

「ここ数年だけでも、『Take On Me』は『La La Land』『Ready Player One』、『Deadpool2』と『バンブルビー』,そしてHBOのシリーズ『The Leftovers-残された世界』でも使われているよ」

ここ最近?のカバーバージョンで大きい物といえば、今年の2月にあったアメリカのWeezerによる1985年の伝説的ビデオを自分のアニメーションキャラクターで再現したものだ。更に、このビデオの中ではNetflixのシリーズ『Stranger Things』のFinn Wolfhardが、Morten Harketの演じた訳を演じているのだ。

「2019年に何をするか考え始めたときに、ポップカルチャーの教典になってるともいえる、古典のデビューアルバムを最初から最後までやろうと思ったんだ」Harald Wiikはそう語った。

彼はすぐに、需要が驚くほど大きいことに気がついた。そうしたことから、『Hunting High and Low Live』を拡張することにしたのだ。
「いつもと違うドラマチックなことを考えさせるような状況をつくれれば、コンサートは盛り上がる。秋のツアーではまず最初にアルバムを全てやって、休憩のあと、これまでの曲の中から選んだものと、新しい曲を(観客は)見ることになる」 

「世界中の多くの人が、a-haのことを未だ情熱的に思ってくれているのは面白いし、感動的だ。このツアーは、いつもの場所の他に南アフリカやオーストラリア、USAといった場所との再会、そして新しい場所への訪問も可能にしたんだ。1985年からのファンにとって、言うまでも無く、Perthでのオーストラリアツアーの幕開けを調整したことは大きくて、これは1986年のオーストラリアツアーの始まりと同じ場所なんだ」
Wiikはそう言った。

プレスリリースの中で、a-haは来年がとても楽しみで、その中で彼らは、自分自身の転機と35年以上のキャリアの中のヒットを祝いたいと言っている。
プレスリリースでマグネ・フルホルメンはこのように伝えている。
「『Hunting High and Low』を演奏することは、僕たちのキャリアと一緒にやってきた中で、とても特別な意味のある瞬間であり、とてもエキサイティングな時間だった。だから、今あれから35年経ってこの作品を再度見直すことは、恩よりもインスピレーションのようなものを感じるんだ。僕に必要なことは、古いシンセサイザーのほこりを払うことだけさ。」


二度目の解散ツアーとかホント性格悪っ。欲を言えば、モートンやポールの言葉も欲しかったですが、二部構成であることがわかっただけでもヨシとしましょう(えらそう)。ファーストアルバム全曲だけでは時間があっという間に終わってしまいますし。新曲も気になりますね。

(追記)「面白い」は興味深いではなく、「面白い」という単語を使ってました。こちらも聞かれたので追記。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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