さて、先週選外になってしまったIngeborgですが、インタビューに答えています。
記事では、苗字で呼んだり名前で呼んだりしていますが、日本語にするとわかりにくいので、Ingeborgまたは「彼女」で統一させてもらいます。
「男性から、沢山のフィードバックを貰った」
前回のライブ放送に出演し、「ガールズパワー」を見せつけ、4人の男性陣に勝ってきたSaprsborg出身のIngeborg Walter(18歳)が、ベスト8になった。
「本当に現実なんだって。こんなに長くできるなんて、これまでの人生で考えたこともなかったの」
思いやり溢れた人
この秋のはじめ、彼女は4人のメンターのうち3人を振り向かせて、メンターとしてモートン・ハルケット(58歳)を選んだ。彼女はその選択を心から喜んでいる。
「月並みな言い方かもしれないけど、でも私たちは相性が良かったと思う。一緒にやっていくなかでお互いに理解しあえたし、彼のアドバイスは建設的でわかりやすいものだったわ」 (色を変えたのは管理人です)
彼女はそう言い、更に
「彼はとても思いやり溢れた人。彼がハグしてくれるとき、彼がメンターとして真面目に心配してくれてるんだってことが伝わるの」
トミーネ・ハルケットからのアドバイス
彼女はまた、ハルケットの娘 トミーネ・ハルケット(24歳)とも『The Voice』を通じて知り合った。
「私たちは、彼女がテレビ放送のときに観客席にいたときに知り合いになったの。その後彼女は、The Voiceの仲間達問いっしょにビールを持ってきて、それでお喋りするようになって、彼女といつか何か良いことをやろうって約束もしたの。要するに「合ってた」のよね。
その後、彼女達は会って会話を続けたという。
「彼女はStjernekampに出たことがあるわ、ふわふわとした中にいたこともあって、私に少しばかりのノウハウとアドバイスをくれたの。彼女は私より年上だから、時々、まるで自分の姉のように感じたわ。そんなに深い知り合いってわけでもないのにね。彼女はとても素晴らしく、そして地に足の着いた女性だわ」
デートに誘われて
Ingeborgは、今長いことオスロにいるにも関わらず、彼女はThe Voiceのムードに故郷のSarpsborgを感じるという。
「こういった形で自分の故郷に注目が集まるのは、少し誇らしいし、好きなの。私は彼ら(sarpsborgの人達)から、とても良いサポートを貰ったし、頻繁にThe Voiceはどうかって聞いてきたの。でも、それは、町を歩いていて声をかけられるようなものではなくて。とてもリラックスした感じなの」
18歳の彼女はソーシャルメディアからも注目を受けている
「Instagramでは小さい女の子や、…………男の子から、心地良いフィードバックを貰ったわ」
少女達が、彼女のできばえを褒めるのに対し、男の子達は他のこと……、デートに誘うことがしょっちゅうだった。
「こんな風に接触を図ろうとするなんて、とても変だと今の私は思うの。だから、あまりに多すぎる、一緒にお茶しようよとかそういった誘いについては答えないことにしてるの」と、彼女のちょっとしたブレイクについて、次の言葉を言う前にそう話した。
「家をちょっと通り越しちゃうけどね、でも、それはとても楽しいわ」
彼女は、副次的効果として、彼女が望んでいたわけではないにせよ、注目を浴びることになった
「私は有名になるために”The Voice”に申し込んだわけではないの。でも、音楽を伝えて周りの人達に聞いて貰いたかったのはある。
注目されるようになったのは勿論嬉しいけど、それは私を突き動かすものではないわ。音楽があるからやるの」
彼女はそう明言した。
The Voiceに出場する前、彼女は音楽よりも別にやりたいことがあった。彼女は8歳のとき、オスロで行われた(ミュージカル)「Putti Plutti Pott」に出演し、
それからというもの、女優になる夢を追ってきた。
「それがずっと、自分の中心だったの。それと同時に、私は音楽もやってきたの。音楽の路線にいながらも、演じることもあちこちでやってきた。だから、The Voiceに応募したのは、歌うことに、自分の本当にやりたいことを見つけたから」
同時に、彼女は長いことThe Voiceに出場し続けられたことは、ラッキーだったと強調した。
全員の対決
金曜の晩、8人の選抜者は新たなライブ放送に出演する。今回は全員の対決で、視聴者による投票が一番少ないメンバーが帰宅することになる。
「怖さと……ううん、怖いだけかな。二人対決のときは、他のもう一人に対抗して歌えばいいけど、沢山いるとそうはいかない。もう自分自身にフォーカスするしかない、やれることをやるしか、トップに上り詰めるためにはそれしかない。それだけだわ」
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結局、このインタビューの後、彼女は負けてしまいましたが、インスタにもコメントを寄せています
#それにしても、The Voiceにインタビューが載ると負けることの多いこと……(余談)
ああ、The Voiceの冒険、私の出番は終わってしまいました。この秋の番組を通して、私に尽力してくれた人達、フィードバックしてくれたみんな、ありがとう。
私は私自身について、信じられないくらい沢山のことを学びました。そして、メンターになってくれたモートン・ハルケットに感謝します。
とても思いやりのある親切な人で、彼の周りには、人が憧れずにはいられない愛が溢れている人でした。(ハート)金曜毎に一緒にやってきた素晴らしいクルーや参加者のみんなといられなくなってしまう。もうすぐ。それも寂しいけど、一番寂しくなるのは舞台に立てなくなってしまうこと。この舞台で得たものは、痛いものもあったけど、同時にとても安心できるものもありました。それが技術をつくるんだもの。
お先に失礼します。Inge out (炎)
Ingeborgの選外は私も本当に残念です。
気がつけば、他のチームでは、優勝候補と目されていたはずのJereMayaも、前回(Knutが去ったときの)対決で敗れていたのでした。
このインタビュー記事、貴重だなーと思ったのは、彼女が「モートンのアドバイスは建設的でわかりやすい」と言っていることでしょう。
モートンが思いやりと愛に溢れた人なことはファンは皆、承知していますが(断言)、モートンの物言いは時としてわかりにくいこともあるらしく、まともなことを言っていても、メディアがちゃんと理解しようとしていなくてファンとしては苛つくことが多いのです。
今回、「モートンはわかりにくいのにメンターなのか」みたいなことを言ってる人もいますが、このIngeborgのインタビューで、払拭はできなくても、「解る人にはわかるんだよ」というのが伝わるだけでもよかったと思いました。
あと、トミーネとお話できたのも良かったですね。コラボするならぜひ見たいです。
トミーネが「地に足のついた女性」というところですが、父は90年代、「僕はポスターを通して、女の子の部屋にはいれるからさ」とか「僕はドリーマーなんだ」と公言していましたが、娘は逆に現実主義だった模様。そりゃそうか……。
誰より一番夢と現実の区別のある場所で育ったんですものね。
ちなみに、この記事にある、Putti Plutti Pott は、50年前に書かれた子供向けミュージカルらしく、クリスマスの妖精の男の子、Putti Plutti Pottが旅に出るお話だそうです。
行き先はペールおじさん、Petterとクリスマスの妖精の魔法の髭を持つキャロライン…
この歌のタイトル『僕たち、髭を探さなくちゃ!』から考えるに、魔法の髭探しの旅ですかね。
動画もアップされてましたが、こんな感じでした。ちょっと和みました。