毎週日曜日のお約束、トミーネの『Stjernekamp』の結果です。
今回も最下位3人の一人でしたが、なんとか次にコマを進めることが可能になりました。
トミーネはある意味、父であるモートン同様、綺麗な声を伸ばすタイプが得意な感じなので、ヒップホップのようにずっと息継ぎが
あるようなないようなのは難しいようでした。これが課題ということで、コーチからはそのアドバイスを受けていました。
まあ、でもそれに集中するあまり、ちょっとおとなしくなってしまったのかなという気もします。
審査員とのやりとりは以下の通り。
コーチ兼審査員アンドレ
「ラップは出来てたよ、ところどころラッパーとも歌っていただろう?君は曲を自分のものにする才能がある。モータウンの時にやってのけたように。
自分のものにするための選択肢は、君は複数持つことになるだろう。君は気持ちとかスタイルとか、そういったもの全てを持っているし、舞台では
存在感があった。君が覚えておかなくてはいけないことは、君が賛辞を受け入れることが下手くそだということなんだよ」
トミーネ
「ありがとうございます」
審査員 モナ
「彼が言っているのは大事な事よ。あなたはとっても繊細で、私はあなたが音楽に対して不安定だったことも知っているわ。
でも、あなたはもうアーティストなのよ、それも歌が上手な。」
トミーネ
「ありがとうございます」
モナ
「ラップは流れに乗っていたけど、ちょっと単調だったわね。でも、あなたはこの曲をより甘くしあげた。
ラップを自分のものにするにはまだ時間が必要だけど、でも良いスタートだったわ。
私は音楽に身を置くあなたが好きよ。あなたは自分がここにいることについて考えてしまうと言っていたけれど
みんながあなたに投票してくれることを祈ってるわ。
あなたのオペラが聴きたいんだもの」
(次回のテーマはオペラ、そしてその次がゴスペル、デュエットと続きます)
トミーネのHipHopの動画はこちら。
新聞批評としては、今回はVGが辛辣な評価「2/6」をつけました。
VG:2/6
これまで毎週土曜日、私たちを驚かせてくれたトミーネだが、今回はビッチになりきれてない状態だった。
トミーネは口から言葉を紡ぐことと、その音、そして小さな呼吸をすることに集中しすぎており、
生き生きとしたイントネーションやルーズなダンスを稽古する時間がなかったようだ。
残念ながら平坦なものになった。今晩は彼女の通過は難しいかもしれない、私は不安だ。
Dagbladet: 4/6
トミーネにとって、今晩のジャンルは「ホーム」かもしれない。
彼女がこのジャンルをよく聞いているであろうことは、舞台からも見て取れた。
彼女は偽ることが難しいほどの、ごく自然なクールさを持っている。
しかしながら、彼女の強みといえば、全ての曲に自分の世界を投影できることだ。
彼女の背後についてるのは、偉大なラッパーではないかもしれないが、彼女の内にそれが存在するのは明確だ。
さて、次回はオペラということで得票数の集計中はバレエ団による『ロミオとジュリエット』が上演されました。有名な喧嘩のシーンですね。
この番組、毎回次のテーマに沿ったものを流すんですが、その時によって色々違って面白いです。
今回はMarianが、Stjernekampを去りました。なんか、頻繁に最下位3位に入るトミーネとSteinerは今のところ二人とも大丈夫。
どうやら前の回からの得票数の積み重ねではなく、その回毎の得票数だけのようですので、どれだけそれまでに評価が高くても1度で落ちる可能性があるというのは、番組を見ている方もはらはらします。
Marinが去ることになって、トミーネは先週以上にショックを受け、号泣していたようです。
オペラ、そしてその次のゴスペル、デュエット。
このあたりは、特にゴスペルとデュエットは、モートンにコーチしてもらうのもありだと思いますが。
さて、次回はどうなるんでしょう。楽しみです。