『a-ha The Movie』について、VGで記事が掲載されました。タイトルは「ただ互いにぶん殴りたかった」。なかなかのタイトルです。記者はいつものVGお抱えの音楽ジャーナリスト、Stein Østbøです。
a-ha:ただ互いにぶん殴りたかった
ケンカ、フラストレーション、恒常化したa-ha内部の紛争が、この秋にスクリーンで明らかになる
これまで何度も延期されてきたa-haのドキュメンタリー映画がついに公開されるー彼らの音楽の絆と同じくらい強い個人的なメンバー間の摩擦についての映画だ。
Motlyes ASのThomas Robsahmは、モートン・ハルケット、マグネ・フルホルメンとポールワークターについての映画を2009年から作ろうとしてきた。プレミア公開は秋になってしまったが、ついに終わったのだ。完売したオスロスペクトラムで行われるa-haのコンサートと紐付いて行われる予定だったが1年遅れての公開となった。
(コロナの)パンデミックが計画を中止させたのだ。
「僕は、2009年に彼らと連絡をとって、映画を作ることを提案したんだ。だけど、彼らは解散してしまった。だから、マグネに”再び集結するのを待つよ”って言ったんだけど、彼は”それはありえないよ”と即答したんだ」RobsahmはVGにそう語った。
監督は既に、ノルウェー初の国際的な大成功を収めたa-ha-1985年にアメリカのビルボードチャートのトップになり、その前も後も含めて未だ成し遂げたノルウェーのアーティストは他にいないーの歴史の渦中にあるものを経験している。
また、a-haにとってはThomas Robsahmのドキュメンタリー映画は、3人の世界進出についてのものとなった。プレミア公開はあのロバート・デニーロが始めたTribeca Film Festivalで6月に行われることとなった。
「とても楽しみだ。僕が半年間ニューヨークに住んでいたからだけでない。今回のTribcaはドアのない公開と実際の聴衆がある。たとえば今年のSudanceはデジタルでのフェスだった」
a-haの歴史は、数十年に及ぶ国際的な成功だけでなく、繰り返しやバンドの方向性や未来についての内部のディスカッションについても扱っている。
時として、始まった会話が3人が沈黙し同意できなくなる前に解けなかった純粋な喧嘩になることもあった。
映画の中ではマグネの言葉が引用されている
最後には立ち上がってぶん殴りたくなった
「別々に付き合う分には、とても親切で素晴らしいタイプの3人だが、一緒になると何かが起きる。解決策としては、a-haを一つの単位として関係を持つといい。3人は殆ど一緒の部屋にいることはない。僕はそれをどうにかする野望があったけど、何も起きなかった。」(この部分あとで修正するかもしれません)
彼ら3人が同じ部屋で揉めているときの別の引用もある
a-haは友情に基づいてるのではない。僕たちは音楽で繋がっているんだ。
とはいえ、a-haはもう10年紀を5回、一緒にすごしている(80年代、90年代、00年代、10年代、20年代)。その間、何度もわかれ、3回のカンバックをしている。これは、Thomas Robsahmにとっての偉大なアイドルであり、このa-haプロジェクトに影響を与えている人達とは正反対だ。
ティーンエイジャーだったころ、彼はビートルズの解散レコード『Let It Be』の映画を見た。そのことだ。これは、少年に強烈な印象を与え、この解散は後に一つのバンドがレコードを作る様をドキュメンタリーにしたいという夢になったと、彼は言う。
「僕は少年の頃の夢が、世界規模でやりきることが当時、どれだけ不可能だったかについて語りたい。a-haの未来について。それがより音楽であることについて。僕は、(見た人に)彼ら個人個人のことをもっと知ってもらい、バンドについての大きな視点での考察や、深い理解を得られるようにしたいと思っています。これは、a-haについてだけの映画ではなく、何よりもポール、マグネ、モートンについての映画でもあるのです」
ポールとローレンの写真、息子が撮ったと書きつつ、その後に写真:Hansen, Frodeってあるんだけど、どうしてなんだろう。VGのタイトルがちょっと暴力的ではあるんですが、まあ、この手の見出しというのはセンセーショナルなタイトルつければいいと思ってる節もあるので仕方ないかもですね。