True North:半年経っての評価(日本での順位入り)

『True North』は、2024年の欧州文化首都に選ばれたBodøと、a-ha,そしてarktiskfilharmoniとのコラボだったわけですが、そのBodø2024のニュースに、リリースから半年経っての現状とマグネのインタビューが掲載されていました。日本のことも書いてありましたので訳してみます。(元記事:https://www.bodo2024.no/nyheter/true-north-ble-en-internasjonal-suksess

世界中で高評価

a-haがBodøのスイミングホールで演奏したアルバムをリリースしてから半年が経った。実際のところ、『True North』は上手くいったのだろうか?


「世界中で高い評価を受けているよ、僕たちは僕らバンドが普通と違ったやり方をしたことについても、僕たちの声明を次世代の将来のために使ったことにもね。」こういうのは、マグネ・フルホルメンだ。彼は、アルバムのうち反芻の曲を作っており、この裏のコンセプトの頭脳でもある。だからこそ、True Northはただのポップアルバム以上のものだ。映画と音楽の両方が気候変動、我々の傷ついている自然と我々が共有している環境問題に対しての懸念にスポットを当てている。

大量の取材

フルホルメンは、以前、True Northはバンドの故郷から世界のそれ以外の地域への手紙であり、北ノルウェーの野性的で美しい、手つかずの自然の壮大な写真を添えた音楽だと表現していた。つまり、この狙いは最高だったのだ。しかし、a-haはこれまで1億1000万ものアルバムや曲を売り上げてきた、今回はどうだったのだろうか?

私たちは、ソニーミュージックに数字について伺っていた。彼等はa-haが変わらず国際的なバンドとして認められ続けていることを示してきた。ここに(True Northの)アルバムのランキングをいくつか上げておこう。

  • ドイツ 4位
  • ノルウェー 3位
  • 日本 5位
  • スウェーデン 6位
  • ベルギー 9位
  • オランダ 11位
  • イギリス 12位

加えて、バンドはこのBodøのアルバムについて、沢山の取材を受けた。音楽とバンドは、Music OMH,The Sunday Times,RollingStone Magazine,Gento, Kulturnews 、そしてStartなどで記事として大きく扱われた。ドイツだけでも、20以上のラジオとテレビ局が『True North』を取り上げた。
ノルウェーでは言うまでもなく、NRKやTV2など、その他多くの大手新聞会社が独自の記事を書いた。

新しく、これまでとは違うもの

映画は2022年秋の公開集で500の映画館で上映された。そしてそれから、数々のストリーミングサービスでも公開されるようになっている。ZDF(ドイツの公共放送)は、は大晦日にテレビ放映をし、ノルウェーでもNRKが同様に年越しに放映した。(参考:モートンから新年のメッセージ&ノルウェーで新年と同時に『True North』
映画は、これから4年間において国営放送局で見られるようになっている。

「True Northは、僕らにとって、新曲のレコーディングとしてはあらゆる面で新しくこれまでと異なる経験だった。これはライブの要素、Arktiskフィルハーモニーとのコラボ、更に音楽と大自然の中で作られた映像との密接な結びつきに留まらず、このプロジェクトの中心として気候と持続可能性を紹介するというコンセプトについてもだ。

a-haは現時点では新譜もツアーも予定していないが、

「僕の望みは、このプロジェクトがバンドにとって将来、意味ある舞台となることだ。そして、僕たちはこの可能性を芸術と文化、そして重要な場における活動家とオピニオンリーダーによる大事な活動との新たな出会いに活かしたい」と、フルホルメンは言う。

Bodø2024はこの映画の撮影とレコーディングに180万クローネ(3560万円相当:2023年4月29日)を支援している。総予算は、1000万クローネほどだた。


さて、このインタビュー自体はモートンが答えてるわけではないのですが、日本での順位が入っていたことから訳しました。日本での順位は5位ということで、世界の中で最も売れた地域の一つであることは間違いないと思います。ほらね、日本盤さえ出れば売れるんだって。これは、『a-ha THE MOVIE』効果もあったんじゃないかという気はしますけども、それでも5位という順位は日本にもファンは多いんだということが、ソニーは勿論、国内のイベンターにも知らしめる結果になったのではないかと思います。ソニーミュージックには大感謝です。(個人的には、日本語だからわからないだろうけど、日本でも読売新聞に掲載されたんだよとBodøの人達に教えてあげたいです)

a-haのこれからの活動がないことが若干寂しく感じましたが、決まってないだけでやらないとは言っていないし、何よりマグネは今環境問題関連に夢中な気がするんですよね。その一方で、モートンはソロ準備中ということだし…と思っていたところ、(ソロではないですが)早速ニュースが入ってきましたね。それについては、次の記事に書かせていただきます。

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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