St.Olavs Orden モートンのスピーチ内容

僕の叔母Magnyの話をしようと思う。
叔父のBerntが、王様からの栄誉あるメダル(Kongens Fortjenestemedalje)を貰うと、クリスチャンサンドの市長から告げられたときのことだ。

周りの人が拍手をし始めると、彼女は言ったんだ。
「なんのために?」
って。

「Berntが王様から栄誉あるメダルをもらえるんだよ」って、周りが繰り返し言ったんだ。
「ええ。けれどあなたも聞いたでしょ。それほど自慢できるものではないのよ」

(会場笑い)

ポールとマグネ、そして僕がイギリスへと向かったとき、僕らには大きな野望があった。
だけど、まさか30年後に勲章を授与されるためにここLogenにいるだなんて思いもしなかったんだ。
僕たちはa-haになるために、ノルウェーの国外に出なくてはならなかった。
ノルウェーは自然資源が豊富だけれど、それを活かすことをしていない。
それはまた、他の複数の分野についてもで、それは我々の失敗でもある。
才能・素質というものは、活かしまた管理されるべきものなんだ。
何事も一人ではなしえない。
誰もが自分の周辺に、自分を導いてくれる人材をもつべきなんだ。
もし、ここで見つからなかったら、君はすぐにでもここを離れるべきだ。
ここに僕の小さな事例がある。

僕たちは、ノルウェーに大きな資源を持っている。人材についてだって、最小ではない。もし、未来を作りたいと思うなら、未知の領域について、もっと挑戦すべきなんだ。そうでなければ、誰かに教えてもらうばかりだ。

ノルウェーでは、僕たちは失敗に耐性がなかった。僕はそれをとても残念に思ってる。僕たちは、リスクが嫌いだし、リスクを冒すことを無責任にな行為に感じる。
僕たちは、もっと「(物事が)成功に至る」ことについて、現実的な評価をするべきなんだ。

それこそが、僕たちが今日ここで、受賞することになった理由なんだ。
つまりはこうあるべきなんだ。

”僕たちはずっと、強い絆で結ばれ、信頼しあってきた。いつもお互いのために。今日はおめでとう、僕の仲間たち。”

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この元となるスピーチ(全文)は、a-ha-live.comのJakobさんに送っていただきました。

また、冒頭については、Bottomless PitのKaoruさんから助言をいただきました。ありがとうございます

Jeg fikk denne talen på norsk fra Jakob til a-ha-live.com.
Tusen takk for å hjelpe meg, Jakob.
Og vennen min Kaoru gav meg noen visdom for å overesette. Tusen takk.

I got all of Mortens speach in Norwegian from Jakob (a-ha-live.com)
Thank you so much, Jakob.
And My friend Kaoru gave me some advice to the way of translation.Thank you Kaoru.

投稿者: Tomoko

1985年7月4日、期末試験の直前で部活が休みだった日に、たまたまみたテレビ神奈川の「ミュートマ」で『Take On Me』を見てモートンに落ち、8月25日にアルバム発売というので誕生日プレゼントにしてもらって、モートンの声の多才さに感動。その後、タイトルを最後に言うタイプのラジオで「この声綺麗」だと思ったら「I've been losing you」で、これまたモートンだったことから、自分にとって最高の声だと確信。2010年の解散に伴い、翌年からノルウェー語を勉強しはじめ、現在はMCは聞き取れるようになりました。2022/05/20発売の『a-ha THE BOOK』で、モートンのソロについて書かせていただきました。

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