モートンのアルバム『Brother』が届きましたので感想を。

私は常々、「モートンのアルバムはそれだけで一つの簡潔した物語だけど、同時に、ずっと続いてるシリーズの物語でもある」と思っています。
a-haのアルバムはどちらかというと、その一つ一つが独立した物語であるのに対して、モートンのソロおよび一部a-haのアルバムに入っているモートンの曲は、『モートン・ハルケット物語』という超ロングシリーズの第一巻のように感じるのです。

『Vogts villa』や『Wild Seed』では、色々と迷っている感じ。
『Letter from Egypt』では、新たな一歩を踏み出そうという決意。
そして、どこか身を切るような切なさのある別れを端々に感じたりもしました。
『Out of my hands』は、新たなスタートを歩き始めた感じ。

そして、この『Brother』は、今までの道のりを否定することなく、吹っ切れた感じがしました。
恋愛系の歌詞も、今までのような「(捕まえてないと)僕はいなくなっちゃうよ」的なこともなければ、どこか言い聞かせるように感じた歌詞でもなく、あるがままを受け止め、その場を楽しみ、でも刹那的でない。
迷いなく、地に足をつけてるカッコイイ大人の男性を感じました。
今までのアルバムが「抱きしめてあげたい」感じだったり、「一緒に頑張ろうね」っていう思いにさせてくれたのに対し、今度のアルバムは「ひっぱってってほしい」とすら思えます。
さすがモートン…。ブックレットに「全ての曲はPeter Kvintとモートン・ハルケットがプロデュースしている」と書いてあるのも、今作へのこだわりと自信ゆえな気がします。

曲調としては『There is a place』と『End of the line』が好きですが、歌詞では『Can’t answer this』が好きかな。『Whispering Heart』は歌詞も曲調も好きですね。全体的にどれとは決められないアルバムでもあります。

残念なのは『Did I leave you behind』が入らなかったこと。
最後の曲の代わりでもよかったとちょっと思いました。


Misaki_Tomo

2011年からノルウェー語をはじめ、現在、中上級(B1-B2)レベルを勉強中。今は新聞やインタビューは読めて、モートンのMCくらいならわかります。現在、文法と作文の能力強化中。ゆっくり話してくれたら理解できるレベル。Håvard Rem氏から彼の本や歌詞の日本語訳を許可を得てやっています。 いつか出版できるといいな。 2015年から日本・ノルウェー協会に参加。

0件のコメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。